一昨日の『あるある大辞典』で納豆のダイエット効果、また若返り効果についてやっていましたが、昨日の夕刻に近くのスーパーに行くと、関西にもかかわらず、ほとんど納豆が売り切れ状態でした。『あるある大辞典』効果はすごさを再認識させられましたが、みなさんのご近所のスーパーはどうでしたか。関東ではもっと売れたかもしれません。
納豆とダイエット効果に関しては、ネットでも話題が多いですね。Yahoo!で『納豆+ダイエット』で検索すると約1,660,000件がヒットします。納豆をめぐる話がネットにも溢れており、そういった状態のところに、『あるある大辞典』で特集され火がついたということでしょうか。典型的なクロスメディア効果じゃないかと感じます。きっとスーパーの売り場に影響がでるのじゃないかなどと話していただけに、実際の売り場を見て、そういった影響力にあらためて感心した次第です。
ダイエット効果についてはあまり感心がありませんし、ナットウキナーゼの血液さらさら効果には疑問の声もありますが、納豆のポリアミン効果で若返りというのにはさすがに弱いですね。
さて納豆ですが、納豆を食べる習慣は関東のものであり関西にはなかったということがまことしたかに流れていますが本当でしょうか。確かに
消費量では一位:東京都、二位:神奈川県、三位:千葉県、四位:北海道だそうですし、関西の消費量は少ないでね。しかしいつから食べているかということになると、関西育ちとして言わせてもらえば、子供の頃、つまりまだスーパーが登場する以前から、近所の普通の公設市場でも納豆は売られており、関西で育ったにもかかわらず子供の頃から納豆は好きで食べていました。関西人としては珍しい納豆好きかもしれませんが、それだからよけいに、これほど確かな生き証人はいないのじゃないでしょうか。
確かに関西では納豆を毎日食べるという習慣はありません。納豆は食品のひとつでしかなく、しかも苦手な人も多く、注目度が低かったために、たとえ売られていたとしても記憶にないという人もいるのでしょうか。
「関西人、納豆を食べない」というのは俗説か」といったような記事のように、関西で聞いてみると昔は納豆は売られていなかったというようなことが書かれていると、どうでもいいこととはいえちょっと違うねといいたくなります。

話は横道にそれましたが、まだまだテレビ番組の影響力はさすがに大きいと感じさせられました。しかし気をつけないといけないのはTVCMもそうかというと怪しいですね。いろいろデータづくりをして抵抗しているようですが、CMも割り切って見たり、録画で飛ばしてみる時代になってきているでしょうし、業界全体がターゲット設定をF1だとかM1だとか、そんな怪しげな記号化をしていることが面白く感じます。ネット時代は個人とのコミュニケーションにいかに迫るかという流れになってきているし、日本の小売業でデータマイニングがどの程度の状況なのかは知見を持ち合わせませんが、すでに海外の小売業ではひとりひとりの顧客のライフスタイルと購入履歴による購買傾向の分析を行って効率的なプロモーションや棚割りまでやるという時代ですから、男女と年齢層の大雑把なことしか把握できない非効率な代物がいつまで持つのでしょうか。

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