2006年11月07日

中間管理職受難の時代

日経ビジネス2006.11.6 号の「企業内”多重責務者”の管理職が壊れる」という特集が目にとまりました。”多重責務”とは、部下の人事評価、セクハラ・パワハラ対策、情報管理、内 部統制など仕事が増える一方で、フラット人事の影響や、リストラ以降の慢性的な人員不足で負荷がかかりすぎ、悲鳴を上げているというもので、「あなたは管 理職としての仕事に満足していますか?」という質問に、満足と不満が半々に分かれる結果となったというのです。
それでなくとも、多くの市場分野が成熟し、また収益性が長期的に低下してきており、そのなかで激しい競争が繰り広げられているためにマーケットの最前線にたつリーダーの仕事のレベルも高いものが求められてきていることも負荷が増加することに拍車をかけているはずです。
ま た、現在の中間管理職の人たちが育ってきた時代は、バブル崩壊以降の不況期であり、企業が必至になって生き残りを模索し、またリストラを行ってきた結果、 現場が萎縮し、思い切ったチャレンジがなかなかできない環境であり、成功体験を持つ人たちも少なく、さらに教育投資も停滞したこともあって、管理職には なったものの、仕事ばかりが増えてとまどうというのも無理からないことと思います。
すべての会社に当てはまるとは思いませんが、いずれにしてもこういった傾向に悩む会社は多いと思いことと思います。あるいはそれに気がづかず、「現場」のパワーダウン、現場リーダーとしての中間管理職層の元気のなさを嘆くということもあるのではないでしょうか。
たまたま現場のこういったリーダーの方々と接触する機会が多いので、こういった現場の傾向や悩みを感じ、企業はリストラからリチャージに舵を切らないと足元がおぼつかなくなってくるのじゃないかとい懸念を以前書きました。
しかし、すべての会社が足並みそろえて、リチャージのための投資を思い切って投じるとは限らず、モチベーションを保つコツ、また回りの人たち、部下の人たちのモチベーションを維持し高めることを自ら学び、身につけておくことも必要かもしれません。



そ んな人たちにオススメの本があります。神戸大学の金井教授の「働くみんなのモティベーション論」です。誰しもモティベーションが高い時もあれば、下がって いるときもあるけれど「やる気を自分で調整する」能力を身につけることが大切だとし、そんなセルフコントロール能力を身につけるためには、モチベーション についての持論をもつことから始めることが重要だそうです。
長い人生のキャリアのなかで、きっと、いい時期、さまざまな危機に直面する時期もあるでしょうが、人生のキャリアを豊かにするためにも、モティベーションの自ら調整する能力を持つことはきっと意味があることだと思います。

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kinkiboy at 14:28 │Comments(4)TrackBack(1)clip!元気の素 

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1. adult lingerie  [ adult lingerie ]   2007年01月30日 08:13
中間管理職受難の時代

この記事へのコメント

1. Posted by 音次郎    2006年11月07日 19:52
私も『日経ビジネス』今週号を興味深く読みましたが、「多重債務者」ではなく「多重責務者の悲鳴」と、債務と責務を引っ掛けていたと思います。
2. Posted by 大西    2006年11月07日 21:58
あっと迂闊でした。訂正させていただきます。
3. Posted by 自らの経験から語る初心者のための情報起業戦略    2006年11月08日 08:13
良いモチベーションを保つのは、なかなか難しいですね。
紹介された本をチェックしてみます。
ランキング応援させて頂きます。
4. Posted by Jean_Luc    2006年11月09日 12:05
同感です。。

特に論理的思考力と、決断力をいきなり求められるケースがおおいですね。

助走期間無しで…

時代の早さもあるのでしょうが、
これって結構厳しいですね。

経験がないものを、完璧に履行せよと言われても…

というところですね。

また立ち寄らせて頂きます

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