中国では以前から死刑囚の臓器が売買されており、国際的な批判がありました。ようやく7月1日から「臓器移植技術の臨床応用管理に関する暫定規則」を施行し、さらに8月1日からは「死体の移動や処理等についての管理規則」が施行され臓器の売買が刑事罰に処せられるようになったそうですが、「立法措置だけで臓器売買を途絶できるか疑問の声が上がっている」(サーチナ中国情報局)といいます。
そんな臓器売買の現場をBBCが取材しB隠しカメラで収録した映像がYouTubeに掲載されています。やはり、臓器の売買は簡単にはなくならないようですね。人権問題は経済がグローバル化し、諸外国との安定的関係づくりの重要性が高まるにつれ、中国のアキレス腱となってきていることはいうまでもありません。
>>臓器売買を改めて禁止へ、違反行為は刑事責任問う
死刑囚の臓器使用に3条件=本人の書面同意など求める−中国



日本人ブローカーが登場
しかし、この死刑囚の臓器売買についても、よその国の問題だと済ませられないのが現実です。このビデオでも日本人ブローカーが登場し日本語で取材に答えています。日本はこの死刑囚の臓器のマーケットとなっており、多くの患者さんが移植を受けているのです。問題は複雑ですね。

刑が軽すぎる日本

さて、中国は刑が厳しく世界でも死刑執行がもっとも多いといわれています。
だから臓器ビジネスも成立するのでしょう。そのなかに政治犯も入っているところが問題ですが、逆に日本は凶悪な犯罪に対しても、また政治家や官僚の汚職にも刑が軽すぎるのじゃないかという疑問があります。
「美しい政治家」が不足しているのか、安倍内閣 と書いた早々に松岡農相政治資金規正法違反が発覚。それも「うっかり」で済ませようとするのですから、「美しい国」という言葉が空しく感じます。
中国は酷すぎるとしても、日本ではただでさえ刑が軽いところにもってきて、犯罪者側の人権ばかり尊重されすぎだという批判が高まってきています。
目を覆いたくなるような凶悪犯罪が増加してきていますが、殺人をしても死刑にならないことがほとんどであり、たとえ無期懲役となっても10数年経てば出所できるというのはどうなんでしょう。一人当たりに年間500万円も経費がかかっているそうで、そういったことも影響しているのかもしれません。それに死刑ですら、被害者感情からすればなぜ同じ死でしかないのかと納得できないでしょう。
罪を犯せばもっと恐ろしい罰が待っているということでないと凶悪な犯罪を抑止する効果がありません。池田小学校の事件の宅間被告といい、奈良の少女誘拐殺害事件の小林被告にしても死刑という判決になんら反応していません。人を殺すことにも、自らが死ぬこともなんとも思っていない犯罪者をどうすればいいのかをもうそろそろ考えてもいいのではないかと思います。
暴論ですが、いっそ収容を海外にアウトソーシングしてしまえばなんて思いますね。殺人の罪を犯すと、どこかの独裁国家の収容施設に送られ、一生を過ごさなければならないということになると、宅間被告にしても小林被告にしても、刑をいいわたされて平然と構えるということにならないのじゃないでしょうか。
それに人を殺したのなら、せめてもの罪滅ぼしに臓器を提供して人を救え!といいたいですね。

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