2006年09月28日
「巨人戦」9連敗中-時代変化を読めない読売
えっ、3連敗の間違いじゃないかということですが、「巨人戦日テレ視聴率 あのテレ東に9連敗」というJcastニュースで面白い記事がありました。制作費が巨人戦放映の5分の1近いテレビ東京の「いい旅・夢気分」が放送以降、巨人戦中継に負けなしで9連勝中だそうです。
間違った戦略を正しくやろうとする愚
こうなることはわかっていたはずですが、多くの衰退産業が同じ道をたどったのです。時代の変化を読めず、時代に合わなくなってしまったパラダイムから脱却できずに、まるで恐竜が滅びるように衰退していきます。
そこにあるのは、根本的な変革を恐れ、正しく努力すればなんとかなるという宗教というか楽観主義です。時代の変化を直視せず、チーム強化やファンサービス強化など改善策を打てばなんとかなるという夢を見ているのでしょう。こういうのを、間違ったことを正しくやろうとする愚かな経営といいます。
今から思えば、一昨年のライブドアによる近鉄買収宣言から始まり、楽天の新規参入にいたるプロ野球騒動の中で、プロ野球ビジネスそのものの変革が求められていることを多くの人たちが感じていました。そういった根本的な変革のチャンスもあったはずです。しかし根本的な改革に関しては足並みが揃わず、とくにオリックスと読売が足を引っ張りました。
巨人は視聴率が稼げなくなっているだけではありません。観客動員数もリーグ全体が伸びているにもかかわらず前年割れの状態です。オリックスについても、宮内さんが近鉄とオリックスを合併させるという強引なことをやったにもかかわらず、合併効果は戦績にも、観客動員においてもほとんどない状態です。金融と違って足し算の経営はなりたたなかったということです。これも貸し金業での成功体験を、プロ野球経営に持ち込んだ間違いということでしょう。
読売はプロ野球の癌になりつつある
潜在的にはいまだに巨人ファンが一番多いはずですが、読売は巨人ファンを裏切るだけではなく、プロ野球の足をひっぱる存在になりつつあるというのが現実です。プロ野球は各球団による経営、またマーケティング努力の差がつきつつあり、観客動員数では阪神とパリーグが大健闘しているのですが、球団経営を考えるとテレビ放映による収益が重要となってきます。本来ならプロ野球機構がテレビ放映の窓口となり、視聴率を稼げる対戦カードを柔軟にセレクトして全国放送ができるようにすれば、もっと番組が面白くなり、また戦績によって収入も変わるので、勝つことへのインセンティブがより働くようになります。
しかし、読売はテレビ放映の利権が効力を失ってきているという現実があるにもかかわらず手放しません。いつまでしがみつくのでしょうか。巨人戦を見るのは、かつてのファンだけ、年配の男性だけで、いいスポンサーがつかなくなってきているといいます。
いまやプロ野球そのものの人気づくりが重要だと思うだけに、プロ野球機構がテレビ番組放映のイニシアティブがとれなくしている読売はこの点でもプロ野球界の癌となりつつあるということでしょう。読売、また読売巨人軍の経営陣も現実を直視し、はやく悪夢から目覚めていただきたいものです。
日ハム1位おめでとう
それに比べると日ハムの大健闘は光っています。札幌に本拠地を移した大英断がそもそもの成功要因だったとは思いますが、新庄選手の存在も大きいとはいえ、学校への選手の訪問を含め、きちんと球団努力を重ねてきたことが報われました。新庄選手も新庄らしい泣かせる演出をやってくれました。プレイオフも応援したくなりますね。
サッカーに続いて、プロ野球も地域に根ざしたチーム運営が成功しつつあるというのは喜ばしいことです。発展途上国ならいざしらず、それが本来のスポーツ・チームの姿だと思います。なんでも東京という悪夢から日本も早く卒業して欲しいものです。
blogランキング「経営・マーケティング」で注目した記事
【厳しさ増すセキュリティソフトベンダ「前門のソースネクスト、後門のMS」】実践ビジネス発想法(6位)
間違った戦略を正しくやろうとする愚
こうなることはわかっていたはずですが、多くの衰退産業が同じ道をたどったのです。時代の変化を読めず、時代に合わなくなってしまったパラダイムから脱却できずに、まるで恐竜が滅びるように衰退していきます。
そこにあるのは、根本的な変革を恐れ、正しく努力すればなんとかなるという宗教というか楽観主義です。時代の変化を直視せず、チーム強化やファンサービス強化など改善策を打てばなんとかなるという夢を見ているのでしょう。こういうのを、間違ったことを正しくやろうとする愚かな経営といいます。
今から思えば、一昨年のライブドアによる近鉄買収宣言から始まり、楽天の新規参入にいたるプロ野球騒動の中で、プロ野球ビジネスそのものの変革が求められていることを多くの人たちが感じていました。そういった根本的な変革のチャンスもあったはずです。しかし根本的な改革に関しては足並みが揃わず、とくにオリックスと読売が足を引っ張りました。
巨人は視聴率が稼げなくなっているだけではありません。観客動員数もリーグ全体が伸びているにもかかわらず前年割れの状態です。オリックスについても、宮内さんが近鉄とオリックスを合併させるという強引なことをやったにもかかわらず、合併効果は戦績にも、観客動員においてもほとんどない状態です。金融と違って足し算の経営はなりたたなかったということです。これも貸し金業での成功体験を、プロ野球経営に持ち込んだ間違いということでしょう。
読売はプロ野球の癌になりつつある
潜在的にはいまだに巨人ファンが一番多いはずですが、読売は巨人ファンを裏切るだけではなく、プロ野球の足をひっぱる存在になりつつあるというのが現実です。プロ野球は各球団による経営、またマーケティング努力の差がつきつつあり、観客動員数では阪神とパリーグが大健闘しているのですが、球団経営を考えるとテレビ放映による収益が重要となってきます。本来ならプロ野球機構がテレビ放映の窓口となり、視聴率を稼げる対戦カードを柔軟にセレクトして全国放送ができるようにすれば、もっと番組が面白くなり、また戦績によって収入も変わるので、勝つことへのインセンティブがより働くようになります。
しかし、読売はテレビ放映の利権が効力を失ってきているという現実があるにもかかわらず手放しません。いつまでしがみつくのでしょうか。巨人戦を見るのは、かつてのファンだけ、年配の男性だけで、いいスポンサーがつかなくなってきているといいます。
いまやプロ野球そのものの人気づくりが重要だと思うだけに、プロ野球機構がテレビ番組放映のイニシアティブがとれなくしている読売はこの点でもプロ野球界の癌となりつつあるということでしょう。読売、また読売巨人軍の経営陣も現実を直視し、はやく悪夢から目覚めていただきたいものです。
日ハム1位おめでとう
それに比べると日ハムの大健闘は光っています。札幌に本拠地を移した大英断がそもそもの成功要因だったとは思いますが、新庄選手の存在も大きいとはいえ、学校への選手の訪問を含め、きちんと球団努力を重ねてきたことが報われました。新庄選手も新庄らしい泣かせる演出をやってくれました。プレイオフも応援したくなりますね。
サッカーに続いて、プロ野球も地域に根ざしたチーム運営が成功しつつあるというのは喜ばしいことです。発展途上国ならいざしらず、それが本来のスポーツ・チームの姿だと思います。なんでも東京という悪夢から日本も早く卒業して欲しいものです。
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8. 巨人、過去最低の視聴率 [ 今日は何あった? ] 2007年04月03日 00:29
過去最低の13.1%=巨人開幕戦視聴率
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070402-00000037-jij-soci
巨人が出だしから最低記録を達成した。
今まで経験したことのないような数字をたたき出した。
開幕戦の視聴率が、過去最低記録となる13.1%だった。
試合も...
7. 年間勝率99%!!!年間回収率19700%!!帝王の競馬投資法を遂に公開!! [ 万馬券GETの会 ] 2007年02月16日 16:28
万が一3日間で黒字がなければ、全額+10万円差し上げます!!!1億円儲けるまでは、絶対に公開しないと決めていた年間勝率99%!年間回収率19700%!の帝王競馬!遂に解禁!!競馬界に身を置いたプロ中のプロが巷にあふれている競馬商材があまりにも使えないの...
6. 過渡期に入った日本のスポーツ [ Encyclopedia ] 2006年10月21日 00:15
今年もプロ野球も日本シリーズを残すのみとなった。振り返ってみれば、ここ数年のプロ野球の立場は大きく様変わりした。
球界の盟主であった巨人の低迷と、そこから始まったような全国ネットの野球中継の減少とそれに変わる新たなスポーツ中継の増加。
全国球団の低迷に相...
5. まじめに考える巨人再建論 [ 自意識過剰日記 ] 2006年10月14日 02:44
この文章の要約: かつての大きなお客様の集まりだった北海道、東北、九州の市場をよ
4. 日本ハム視聴率も1位!過去最高25・7% 燃える北海道 [ 流転: Return to Forever ] 2006年09月30日 20:35
北海道内はハム一色だ! 日本ハムがプレーオフ1位進出を決めてから一夜明けた28日、道内はハム一色に染まった。最終戦を生中継したNHK札幌放送局の視聴率は、過去の日本ハム戦最高の25・7%を記録。札幌市内のデパートは優勝を決めたわけでもないのにセールに突入....
3. 楽しくやってこそ楽になる [ ベンチャー企業社長の挑戦、そして苦闘 ] 2006年09月28日 18:20
楽をすることと楽しむことは違う
「楽(らく)をするな」・「楽して結果が出るものか」という表現はよく使われます。もちろん、楽して結果が出るはずはありません。しかし、「仕事を毎日、楽しんでいれば、楽になる」ということは誰しも否定できないと私は考えます。換言...
2. 桑田投手は巨人辞めんのか [ grounder ] 2006年09月28日 15:59
へぇ〜、読売ジャイアンツ桑田投手は巨人辞めんのか…。と思ったらあちらこちらでバタ
1. 巨人戦=水戸黄門 [ grounder ] 2006年09月28日 15:57
いや〜やってくれたね、北海道日本ハムファイターズ(長い!)。昨日は帰りが遅くスポ
この記事へのコメント
8. Posted by ブロガー(志望) 2006年10月06日 01:17
続きです。
TVは「野球よりもサッカー他のスポーツ」
「スポーツには大して興味が無い(自分もそう)」
人間も見るわけですから野球中継とかがそんなに占
めるのもどうかと思います。特に延長のせいで録画
予約とかがダメになったりすると腹立たしいです。
TVは「ハイライト」又は「試合展開に関係なく一定
の時間だけやる」ようにすれば良いのではないで
しょうか(呼び水として)。読売も「新聞の購読者
=巨人戦配信申し込み者」にでもすれば人数は確保
できて有利なのではないでしょうか(実際のアクセ
ス数はどうなるかは知らないが)。
TVは「野球よりもサッカー他のスポーツ」
「スポーツには大して興味が無い(自分もそう)」
人間も見るわけですから野球中継とかがそんなに占
めるのもどうかと思います。特に延長のせいで録画
予約とかがダメになったりすると腹立たしいです。
TVは「ハイライト」又は「試合展開に関係なく一定
の時間だけやる」ようにすれば良いのではないで
しょうか(呼び水として)。読売も「新聞の購読者
=巨人戦配信申し込み者」にでもすれば人数は確保
できて有利なのではないでしょうか(実際のアクセ
ス数はどうなるかは知らないが)。
7. Posted by ブロガー(志望) 2006年10月06日 01:17
お邪魔します。
プロ野球にとってもTV中継が「最善」なのかとい
う問題もあるのではないでしょうか。TVはいわば
「とりあえず何でもある」「つければ何かやってい
る」ファミレスのようなものではないでしょうか。
最初から寿司が食べたければ寿司屋、ラーメンが食
べたければラーメン屋に行くように野球中継も
ネット配信とかの方が向いているのではないかと思
います。
プロ野球にとってもTV中継が「最善」なのかとい
う問題もあるのではないでしょうか。TVはいわば
「とりあえず何でもある」「つければ何かやってい
る」ファミレスのようなものではないでしょうか。
最初から寿司が食べたければ寿司屋、ラーメンが食
べたければラーメン屋に行くように野球中継も
ネット配信とかの方が向いているのではないかと思
います。
6. Posted by 自らの経験から語る初心者のための情報起業戦略 2006年09月29日 19:24
昔のように、いつも見られるスポーツが日本のプロ野球だけの時代はおわり、海外のスポーツも簡単に見られる時代になりました。
それだけ観客の目も肥えてきていると思えます。
それだけ観客の目も肥えてきていると思えます。
5. Posted by もっくん 2006年09月29日 10:06
同感です!!
僕は1回目の原監督を最後に巨人ファンを辞めた東北人なのですが、昨年から楽天ファンになっております。
ただTVでは、人気低迷中の巨人戦ばかり放送している為、呆れている限りです。
せっかく地元なので楽天を放送すべきだと思います。
そんな状況だから余計に巨人は嫌いになりました。
僕は1回目の原監督を最後に巨人ファンを辞めた東北人なのですが、昨年から楽天ファンになっております。
ただTVでは、人気低迷中の巨人戦ばかり放送している為、呆れている限りです。
せっかく地元なので楽天を放送すべきだと思います。
そんな状況だから余計に巨人は嫌いになりました。
4. Posted by 拒人ファン 2006年09月29日 02:06
まさにその通りだと思いますが、ひとつだけ。
「チーム強化やファンサービス強化など改善策を打てばなんとかなるという夢」とありますが、それすらしていないのが最近の巨人だと思います。
日ハムやロッテは、前例にとらわれずそこに挑戦して、ファンの支持を勝ち取ったわけですから。
一プロ野球ファンとして言いたいのは、有効なチーム強化、ファンサービスをすれば、まだファンは見捨てない、ということです。逆に言えば、巨人はその基本すらなってない、というとです。
「チーム強化やファンサービス強化など改善策を打てばなんとかなるという夢」とありますが、それすらしていないのが最近の巨人だと思います。
日ハムやロッテは、前例にとらわれずそこに挑戦して、ファンの支持を勝ち取ったわけですから。
一プロ野球ファンとして言いたいのは、有効なチーム強化、ファンサービスをすれば、まだファンは見捨てない、ということです。逆に言えば、巨人はその基本すらなってない、というとです。
3. Posted by d_d- 2006年09月28日 20:04
京都在住でドラゴンズ戦の中継がなかなかないものですから,
対戦時には今年もよく見させて貰いました。
「竜のエサ」といっていいくらい,おなかいっぱい
勝ち試合を楽しませてくれましたしね。w
8時台に仕事から帰ってから
部分部分を見るくらいで中継を全部見るってことも
ないですから(調査の対象かどうかは関係なしに)
視聴率にはあまり貢献していないと思いますけどね。
対戦時には今年もよく見させて貰いました。
「竜のエサ」といっていいくらい,おなかいっぱい
勝ち試合を楽しませてくれましたしね。w
8時台に仕事から帰ってから
部分部分を見るくらいで中継を全部見るってことも
ないですから(調査の対象かどうかは関係なしに)
視聴率にはあまり貢献していないと思いますけどね。
2. Posted by ソクラテス 2006年09月28日 18:12
読売のかつての輝きはもう取り戻せないでしょう。
読売、日テレ、巨人中心のプロ野球はもう終わったんです。
かつて巨人ファンだった地域に巨人以外のプロ野球球団が参入していき市場を開拓しています。
プロ野球の人気が落ちたんではなく、巨人の人気が落ちたんです。
読売、日テレ、巨人中心のプロ野球はもう終わったんです。
かつて巨人ファンだった地域に巨人以外のプロ野球球団が参入していき市場を開拓しています。
プロ野球の人気が落ちたんではなく、巨人の人気が落ちたんです。
1. Posted by kamakura16 2006年09月28日 15:50
同感です。偉そうな人が古い感覚で仕事をするのは、もうどうしようもないセンスですね。
原監督の監督手法にも限界を感じます。
桑田選手が、監督や球団を無視して、退団を発表しましたが、それはそれで、いいんだと思います。
もう、古い、筋を通す、そういった感覚は違うんだと思います。野球の選手や、サラリーマンだって、個人のプレーヤーとして、思ったことを発言していいんだと思います。そこに新しい力関係が生まれるのです。
マネジメントも、気を抜いていると、思わぬ反逆にあう。これくらいの緊張感がないと、進化しないのでは、ないでしょうか。
原監督の監督手法にも限界を感じます。
桑田選手が、監督や球団を無視して、退団を発表しましたが、それはそれで、いいんだと思います。
もう、古い、筋を通す、そういった感覚は違うんだと思います。野球の選手や、サラリーマンだって、個人のプレーヤーとして、思ったことを発言していいんだと思います。そこに新しい力関係が生まれるのです。
マネジメントも、気を抜いていると、思わぬ反逆にあう。これくらいの緊張感がないと、進化しないのでは、ないでしょうか。



