『馬鹿親』問題の実態は、大阪大学の小野田教授の調査もあり、昨年あたりから新聞でも取り上げられ、またネットでも議論がかなり見受けられます。

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>>痛いニュース(ノ∀`) 「義務教育だからら給食費を払う必要はない」…親らの無理難題急増

エゴイストで、教師、校長、教育委員会に無理難題をふっかける『馬鹿親』は、昔からいたように思いますが、増加傾向にあるようで教師の悩みのひとつになっているようです。今日の朝のテレビ朝日系列の『スーパーモーニング』でも取り上げていました。

『馬鹿親』といえば、かなり前のことになりますが、子供が遠足に行ったときに友達とふざけあっているうちに、山の傾斜地で転んで腕を骨折したということがありました。そのこと自体は、さほど驚きもしなかったのですが、驚いたのは先生が謝罪にこられたということでした。子供にはよくあることなので、わざわざ申し訳ないと先生に申し上げると、「いやいや、こういうことで怒って学校にクレームをおつけになる親御さんが多いのです」とおっしゃっていました。ふーん馬鹿な親がいるんだと思いましたが、今日のニュースでは、休み中に喧嘩して怪我した子供の相手の親に謝らせろと学校に持ち込む親がいるということで、親馬鹿もさまざまのようです。

それに『馬鹿親』現象は学校だけではありません。近所に子供対象の水泳教室もやっているスポーツ施設があり、そこの一階のファーストフードの店で、子供を送り迎えに来たお母さんたちと子供たちが集団でいることが多いのですが、お母さんたちは井戸端会議に夢中でかまってもらえない子供同士が騒いで他のお客さんの迷惑になっている光景をしょちゅう見ます。しかし、お母さんたちは知らん顔です。誰かが注意すると『そんことしていたら、しかられるからやめなさい』というのです。電車でも、競って座席をとって子供に座らせる親が多く見受けられます。子供は立たせておきなさいといいたくなります。
さらに、小学校で運動会の練習をしていると、近所からうるさいというクレームも絶えないとか。馬鹿なのは親だけではないようです。子供は社会の資産だ、宝だという意識もなくなったのでしょうか。

話がそれてしまいましたが、ちょうど先月の今頃、R30さんが『学校2.0』で、SNSの活用は親の不安を解消し、こういった問題を解決するひつの方法じゃないかということを書いていらっしゃいました。
SNSなどのネットワーク・コミュニティー機能を使い、集合知としての「常識」を代々の保護者に移転していく「学校2.0」の仕組みが実現すれば、学校は少なくとも親にとってずいぶん安心できるものになるのではないかというのが、ネットジャンキーな僕の妄想である。文科省も阪大の小野田教授の研究プロジェクトに上乗せして「学校2.0実験校」とかやってSNSシステムを開発して、うまく行ったらそのSNSシステムを全国の公立学校に横展開するようなカネの使い方をすればいいと思うのだけど。
SNSはともかく、『馬鹿親』を嘆いたり、『教育改革』だと声高に叫んでも、気持ちはわかっても、現実的にはどうするのという疑問はまさにその通りだと思えます。しかしまじめに考えると、SNSでコミュニケーションをとる『学校2.0』化もいいのですが、それよりもまずは親からよせられた相談やクレームのデータベース化と、FAQ化をはかるというのが現実的じゃないかと思います。親から来た相談やクレームをデータベース化すれば、どのような問題が、どの程度発生しているかがわかるし、また問題別の対処のしかたとかも堀り下げることができます。またその対処法を教師のかたがたの間で共有することができます。
さらに親御さんも、FAQを見れば自分だけの悩みでないことがわかり安心できまたり、どうすればいいのかのアドバイスも得ることができるのではないでしょうか。

こういった問題がでてくると、すぐに教育のありかたとか、マニュアル化という話がでますが、多様化した社会で発生する問題は多岐にわたっていると考えるほうがいいし、これだけIT技術やインターネットが手軽に使える時代になってきているので、もうそろそろ精神論とか、何でも『マニュアル』化という発想から脱してみてはと思いますが、いかがでしょうか。

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