Uターン

この飛行機も、きっと帰省先や旅行先から戻る人たちで満席なんだろうなと思ってシャッターを切りました。向かっているのは伊丹空港ですが、住宅密集地が着陸コースになっていることがおわかりいただけるのではないでしょうか。
この盆休みは、ガソリン価格の高騰、イギリスでのテロ摘発、東京の大停電、そして本日の小泉首相の靖国参拝など、なにかと騒がしくなりました。
さらに、当然といえば当然ながら、MIXIが9月14日に東証マザーズ上場が承認を受けたというニュースもありました。
国内のSNSでは一人勝ちというMIXI現象は、ネットの世界は、いったん勝ち始めると、加速度的に独占的なポジションを得ることができるという典型でしょうが、ネットワークに参加する人数が増えれば増えるほど、1利用者の便益が増加する『ネットワークの外部性』のなせる業だといわれていますが、そういったネットワーク効果だけでなく、商業施設でもふたつのショッピングセンター間では、その面積の二乗に係数をかけた吸引力の差が生まれてくることが知られています。面積を加入者数と置き換えても成り立つのではないでしょうか。引力の法則に近い現象です。ただ商業施設は商圏の限界があり、物理的に日本を独占するというわけに行きませんが、ネットは、自ら立地条件をつくりだせることと、日本というローカル市場すべてを商圏にできることが違いますね。
さて、すでに、オーバチャーがMIXIにコンテンツ連動型広告「コンテンツマッチ」の配信開始したということですが、商業施設的な発想で言えば、MIXIという立地を利用したビジネスを展開したいというところは、さらにでてきて当然でしょうし、上場はさらにそのような動きを加速するのではないかと思います。
それに上場すれば、多額の資金調達ができ、「上場で調達する約69億円のうち、サービス強化のためのシステム開発、会員・アクセス数増にともなうサーバー設備の増設で約10億円、事業所拡大などの設備投資に約3億円を充当するとしている」ということですが、それ以上の資金調達ができる公算が強く、成長戦略の選択肢はもっと広がってきます。
さあ、MIXIは、楽天やライブドアが辿ったように、株価と利回りを求めた手っ取り早い成長戦略として、ネット企業の看板を背負った『金融会社』化の道を選択するのか、はたまた研究開発やサービス開発を強化、またM&Aによって真性『ネット企業』として成長していく道を選ぶのでしょうか。
まあ、当面はSNSとして内容を充実させるためのテーマには事欠かないでしょうが、上場によって物申す株主から収益を求める圧力が高まってくるなかで、Googleのように、そんなこと知ったことか、わが道を行くみたいなことになったら面白いのにねって、野次馬は考えてしまいました。

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