自分の息子たちといえるほど年齢差のあるスタッフたちと一緒に仕事をしていますが、成長の速さには恐れ入ります。ホワイトボードを前にそれぞれのテーマのについてワークショップのようにディスカッションしながら、問題を紐解いて視点をだしあい、わからないことは、その場でインターネットで検索をおこないながら骨組みをつくっていくというスタイルが定着してきました。
さまざまなデータが電子化され提供されるようになったことや、各社のインターネットでのIR情報などが充実してきたこと、また検索の高度化や、ソーシャルブックマークのおかげで普段収集している記事やニュース、またデータなどをさっとだしあえます。
インターネットが発展するまでは、資料を収集することが大変でした。時代の変化ですね。資料収集だけで数日かかったものも、ミーティングしながら集まるのですから。みんなで、こんな風にやってみてはどうか、こんな一手があるんじゃないかと、囲碁とか将棋をやっている感じじゃないでしょうか。
骨子ができると、すぐにそれぞれワークにはいり、資料としてまとめ、できあがるとその資料検討のためのミーティングをまた繰り返し完成させていきます。大切なのは、ある程度まとまると、いったんセッションを切るということでしょうか。まとめられたものをもう一度眺めかえすと、はっと気がつくことや不足しているこ、掘り下げの浅い箇所などが冷静に見えてきます。
この「情報分析工房」ともいえるワークスタイルが気にいっているのは、これまでの経験で身についた知識とか、ものの見方を折に触れ伝えていくことができ、若いスタッフもそれをどんどん吸収してくれるからです。情報のインデックスの役割を果たせます。
タブーにしているのは、自分で理解できていないのに、形をつくってしまうこと、またなにも考えずに作業として資料づくりをはじめることです。いい企画書は「自分の頭で考え、自分の言葉で語れ」につきるように思います。自分の言葉で語ることができないということはまだ十分に理解していないということだとみなしています。
なるほどそういうことかと理解して、それならこうも考えることができるのじゃないかというようになって初めて、オリジナルな視点の組み立てができるようになってきます。情報が知恵に進化していきます。新しい発想も生まれてきます。
インターネットのおかげで、情報はあふれるほど集まるようになりましたが、「自分の頭で考え、自分のことばで語る」というのはそうそう高速化することはできません。ほんとうに日々のトレーニングかなと感じます。
それとやはりいい競争が生まれてきました。若いスタッフ同士で、健全なライバル関係が生まれ、それも成長を促しているようです。
昨日は嬉しいことに、非常にハードで大きな仕事をプロデュースされてこられ、人を見る目が肥えていらしゃるかたから、あなたの若いスタッフの視線はいいとお褒めいただきました。きっとそんなトレーニングを毎日やっていると、表情まで生き生きしていきたということでしょうか。

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