MIXIのマイミクのかたから教えてもらったのが「団塊パンチ」。ブログネタになればとのメッセージを頂き、すぐに書くという軽いノリですが、なんだか、団塊の世代にパンチを食らわす企画か、団塊の世代からの逆襲パンチなのだろうかと考えてみたり、あるいはパンチパーマを連想してしまいました。実は、かつて一世風靡していた『平凡パンチ』をもじったタイトルなんでしょう。タイトルどおりに団塊の世代に向けた季刊の雑誌だそうで、飛鳥新社から4月27日に発売されます。
どうなんでしょうね。中味はともかく、そのタイトルじゃあ、きっと本屋さんで見ても、団塊世代は、きっとひっかからないのじゃないかって気がします。団塊よりも、もうすこし上の世代が買うのでしょうか。リタイヤしたら、昔を懐かしんで読んでみたりするのでしょうか。読者の姿が見えてきません。
メッセージをいただいたマイミクさんもご指摘のように、以前、BIGLOBEがはじめたSTATION50というサイトについて 「団塊の世代向け」と言ったとたんに興ざめ  と書きましたが同じ感想です。こんなに価値観が多様化しているのに、世代をひとくくりで片づけることができる時代じゃありません。「平凡パンチ世代の意識革命」とかいうのがいかにも大げさだし、それなら役立つ情報を提供してくれたほうがいい。
1961年年生まれの赤田祐一さんというかたが編集長だそうですが、それなら、関西で生まれた伝説のエンターテインメント雑誌『プガジャ(プレイガイドジャーナル)』の元編集長とコラボレーションでもしたらよかったのかもしれません。プレイガイドジャーナルはご存じないと思いますが、 『小松左京フライバイガイド』 でも紹介されていますので引用しておきます。

「プガジャ」は、1971年、東京の『ぴあ』よりも早くに始まったプレイガイド雑誌で、そこから漫画家いしいひさいちを生み、映画「「ガキ帝国」から島田伸介を生み、当時のアングラ劇団のクロス・オーバーを実現し、と、単なる「ガイド」ブックではなく、ジャーナリズムとしてのカルチャー・イベントを演出した。
『プガジャ』の元編集長の林信夫さんはオフィスのご近所さんですが、「平凡パン」チなんか団塊世代からしたら古いじゃん!そういった雑誌が飽きられたから、サブカルチャーのミニコミ誌が続々とでてきて、ミニコミ誌ブームが起こったわけでよ。あとは「少年マガジン」とか「少年ジャンプ」を大人になっても読んでた世代だから、「壮年マガジン」とか「熟年ジャンプ」なんてどうかしら。
まあ、人口が多いからマーケティングの対象として想定するのは当然だとは思いますが、それなら団塊世代にとって「おいしいカルチャー」満載の雑誌にして欲しいものです。「ソバ打ちとか帰農とか豪華客船とか、そういうのじゃない生き方もあるだろうと提案してみたい」だそうですが、そんな生き方をみんなが考えていると思うほうがおかしいのじゃないかな?お客さま、想定した読者が見えていないといわれてもしかたないのじゃないかと思いますよ。
それよりは、雑誌と言えば、同じくマイミクさんからの情報。電車でJJの中吊り広告を見て、おもわずのけぞったそうです。「 顔よりカラダが恋を呼ぶ」だって。それはビックリですね。思わずドキです。ハートで恋を呼んで欲しいというのは年寄りの発想かもしれないですが、『団塊パンチ』よりは視線を集めるでしょうね。

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