Riyaという写真サイトが登場しました。FBIや警察当局が使っているような顔認識技術を利用して写真が検索できるというふれこみです。CNETの記事では「グーグルも注目する」とあり、技術的には、へぇーすごいという代物かもしれないのですが、ちょっと、なにが面白いのか想像がつきません。
葬式写真ならいざしらず、写真を探すのに顔で検索するというシーンはほとんど思いあたりません。客寄せパンダにはなるかもしれないしれませんが。いろんな女性の写真を掲載しておいて、たとえばAYUに似ている女の子を検索するというゲームなら面白いかも知れませんが、それもなんだか流行しそうにないしね。なにか思い当たりますか。思いついたらお教えください。
googleはおそらくデジタル・フォトアルバムのなかから、よく似た写真を検索できる
「文脈認識(技術)」とかいうのに興味を示しているのでしょうが、googleもイメージ検索は苦労しているということでしょうか。画像の検索って難しそうな気がします。
最近感じるのですが、Googleが技術を買いあさっている感があります。面白そうな技術がでてくると、さっとGoogleあたりが会社を買収するので、昨今はgoogleに買ってもらうために会社をつくっているケースもあるといわれています。研究開発の成果を見せて、会社を売買する市場ができてきているのだと思えばいいのでしょうか。それにしてもGoogleは強すぎますね。どんどん検索の利用回数のシェアを上げ、米国では昨年末では48.8%になったそうです。
強いところが強くなっていくというとSNSがそうですね。利用者の集積度が効いてくるので、アメリカなら圧倒的にMy Space、日本ではMixiが、まるで引力の法則が働いているかのように、参加者の多いところがどんどん新たな参加者を呼びこむようになって膨れあがってきています。集積度があがりすぎて空中分解でも起こせば面白いのですが、他がよほどの差別化かイノベーションを起きない限り、強いものがどんどん強くなっていくメカニズムが働いてます。
ネットに限らず、情報化が進めば進むほど、選挙の小選挙区制のようにチャンピオンだけが勝ち残ることができるという世界が増えてきました。よほどの辣腕でもないかぎり、敵のいない隙間を上手に見つけ、個性的に小さく生きていくというほうが安全で充実した生きかたのできる時代かもしれませんね。

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