海上自衛隊の隊員のウィルスに汚染された自宅のPCから情報が漏洩した件は、今朝のテレビで軍事アナリストの小川氏が、日本が防衛という機密事項の保持ができないということで信頼をなくしたばかりか、北朝鮮や中国を仮想敵国として訓練していたこともわかり、外交問題に発展しかねないといったコメントをしていました。そうならなければいいのですが、ちょっと心配ですね。
防衛庁は、富士通から情報が流出した事件とか、朝日新聞に「防衛警備計画」をすっぱ抜かれたとか、ガードが甘いのが気になります。

この事件で思い出したことがあります。ある日、ウィルスチェックにひかかったメールで、参加している会のメンバーのかたのPCがウィルスに汚染されていることがわかりました。発信元のメールアドレスも偽装されていたのですが、ウィルスが勝手に添付した資料で、たまたまその方が特定できたのです。
さっそく、その汚染メールを発信した人に連絡したのですが、すでに手遅れで、その会のメンバーの多数の人たちのPCが汚染されてしまっていました。駆除方法を調べ、お知らせしたのですが何人かの方はギブアップされ結局はお店にPCを持ち込んで、高額の修理費を払って修復してもらったようです。

実は、ほとんどの人が、きっとウィルス対策万全の会社にお勤めで普段から仕事でPCを使っている方々でした。しかし自宅のPCは無防備だったわけです。当然、会のみなさまに、セキュリティソフトをインストールするように強くお願いしたのですが、普段から感じるのは、セキュリティに関してだけでなく、ちょっとしたPCの不具合でも、情報システム部が、いたれりつくせりのケアしている会社の社員の方々の場合PCのセキュリティに対する意識が低かったり、PCが不具合になった時の対処ができないという方が多いことです。だから自宅のPCが無防備になりやすいのです。セキュリティの盲点です。
それも当然で、ウィルスに汚染されたメールもスパムメールも会社のセキュリティシステムでフィルターにかけられており、届いてくるのは見事にクリーンなメールばかりです。守られた環境でPCを使っているので、インターネットの荒野には汚染メール、スパム、さらにワームが飛び交っているのだという実感がもてないのだと思います。

防衛庁もファイルの持ち出し禁止のルールはあるはずですが、自衛官がおそらくセキュリティに対する意識や知識がなく、ルール破りと自宅PCの汚染という二重のミスを犯した結果でしょう。
今回に限らず、仕事を家に持ち帰って自宅のPCで情報漏洩するというトラブルは、きっと発覚していないものを含めると報道されているよりもはるかに多く発生しているのではないでしょうか。自社のシステムのセキュリティをいかに高めても盲点があるということです。自宅のPCで仕事をすることを禁止しても、ついついそれを破る人もでてくるでしょうし、ファイルを持ち出せないようにすることと、もっとファイルの取り扱いや自宅PCも含め、セキュリティに対する意識や知識を高める教育を強化しないと危ないですね。

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