昨年の売上高が2億5千万円、それでいて21日現在の時価総額が843億円の会社というとどのような会社を想像されますか。将来が期待できるよほど大きな発明なり、独自の技術、経営手法をもった会社ですね。
小飼弾さんが「夢か悪夢かドリコムか?」で取り上げられた会社です。思わず、現在は社名も経営者も変わったようですが、ITバブルの時代のリキッド・オーディア・ジャパンを思い出してしまいました。ドリコムは、よくいえば小飼さんの次のコメントのような会社かも知れません。

RSSやjavascriptによる「Web部品工場」としてドリコムは先駆者でもある。うまく行けば、Web2.0をビジネスモデル化した成功例として、時価総額に見合った名声を得ることも出来るだろう。いや、是非それを目指してもらいたい。

しかし常識的に考えれば、部品工場、しかもドリコムにしかできない部品でもないのに、それだけの企業価値があるとはとうてい思えません。ドリコムと言えばこのブログでは、リンク集にMyBlogListを以前利用していたのですが、それが吸収され「ドリコムRSS」になりました。別にそれはいいのですが、小飼さんもご指摘のようにすごぶる使い勝手が悪く、BlogPeopleに変更してしまいました。

株式を上場して、それをバネにして成長のステージに立つという夢は素晴らしいことです。しかし、その夢をつかむチャンスの場である株式市場が、市場はつねに投機という要素がつきものだとしても、それが行き過ぎてバブルを起こすと、それはもう投資の世界ではなくカジノの世界へと変貌してしまいます。
しかもライブドア事件で見るように、それが仕組まれた手口のカジノで、掛け金をどんどんつり上げていくという不健全さがつづくと、市場の健全なメカニズムや信頼を損ねるだけでなく、やがてそれが社会問題ともなり、規制の強化につながって、どんどん上場のハードルを高めることになりかねません。そうなると、巨額の賭け金を掴んだ人たちは、将来上場をめざしてくる人たちの夢をつみ取るということにすらりかねないのです。
もし、高い株価を仕掛けた人たちがいるとしても、そのカジノに参加した人たちもいるから仕掛けが成立するわけで、もうそろそろそんなゲームに参加するのはやめにしてはどうかと思う今日この頃です。最後に損をするのは手口を知らない参加者のほうなのですから。
それにしても、「五反田で働け!エロ社長さん」の「上場した経営者の責任」というタイトルの言葉の意味は重く、それはJALについても言えることですね。

小飼弾さんもご紹介されていましたが、参考になったブログを挙げておきます。
「本当は痛いテレビ番組」さんの「株式会社ドリコム、時価総額914億円、アクティブユーザー数、430人」
「ニャー速」さんの「blog会社ドリコム 時価総額1111億」

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