オフ会と合コンとの違いがよく分かっていないというか、どちらもまったく縁がないのですが、「カンファレンス」という冠が付いていると、ついつい引き寄せられるというか釣られてしまい、昨日は Japan Blogger Conferenceにでかけてきました。
およそ200名のブログを書いている人たちが集まり、パネルディスカッションを聞いた後、懇親会になだれ込んだわけですが、十人十色というか、さまざまなキャラクターの方々がいらっしゃっるものだと感心させられました。まあきっとブログで情報を発信し続け、その個性で人気を集めている人たちが集まったわけで、普通の人たちよりはちょっと濃いキャラクターが集まったというのも自然なことかもしれません。
さて本題に入りますが、日本のブログの場合、「匿名」ブログが圧倒的に多く、書くことが無責任になったり、いい加減になりがちだという批判もあるようですが、ちょっと違うのじゃないかと思います。そういった影を背負ったブログも、希にあるかもしれないのですが、実は今日も連チャンでブログをやっている人たちと忘年会をやるのですが、みなさんいわゆる「匿名」ブロッガーですが、「超」がつくほどの真面目派の面々で、いつもブログで実に真剣な議論をやっていらしゃいます。メンバーの中では恐らく一番ミーハーな私を誘ってくれた「ガ島通信」の藤代さんには感謝してます。
昨日も、何人か知っているブログをやってらっしゃるご本人とお目にかかれたのですが、みなさま本当にブログに滲みに出ているキャラクターそのものだという印象がありました。そりゃあそうでしょう。書き続けていると素顔というか本当のキャラクターがでてきちゃいますからね。
パネルディスカッションで印象に残ったのは、ハンドルネームでやっていらっしゃる方も含め、ブログはパーソナルブランディングでもあるとした方が多かったことでした。ハンドルネームで十分に認知されてくると、ハンドルネームがブランド化され、その人のアイデンティティを象徴するようになってきます。そうやって考えると「匿名」という概念とはちょっと違うという気がします。音楽のバンドをやるときにバンド名をつけるといった感じに近いのかも知れません。だからといってそのバンドが「匿名」でやっているとは普通は考えません。
「匿名」というのは2ちゃんねるで終わったという気がします。2ちゃんねるは2ちゃんねるでいいわけですが、時々、2ちゃんねるという別の世界を引きずって、ブログに「匿名」のコメントで持ち込んでくる人もいますが、いつの世にも、そういった場を読めない人っているものです。世の中、そういう人がいるからって、同じような土俵で議論するのは乱暴すぎますね。
ふっと思ったのですが、ひょっとして、ブログの顔のほうが本当の素顔で、職場とか、実名で暮らしている世界のほうで仮面の人格を演じていらっしゃるのかもしれません。(いや失礼しました。)それよりは、どちらが本当の素顔なのかと問題をたてるほうが不自然で野暮なのでしょう。
それにしても、ハンドルネームにはハンドルネームの良さというか、実名で地味にやっているよりは、自由さがあったり、まぶしく輝いているということもあるように感じます。ハンドルネームを使うというオシャレさがうらやましくもありました。でも、なにかハンドルネームをつけようかと想像するだけで照れてしまうタイプなので駄目ですね。

カンファレンスを運営された皆さま、パネリストの皆さまお疲れ様でした。

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