三輪

優勝決定戦に負けず劣らずドラマティックなのが入れ替え戦です。勝てば天国、負ければ地獄が待っており、死闘になるのです。そのせいもあって、入れ替え戦は普通では考えられないことが起こります。だから、いつの間にか入れ替え戦には魔物が棲んでいると囁かれるようになりました。
昨日、大阪の長居球戯場では関西学生アメフトの1部と2部の入れ替え戦がありました。1部7位の神戸大学と2部全勝優勝の京都産業大学の試合は、前半は17対0と京都産業大学が一方的に圧倒し、京都産業大学の1部昇格は決定的かと思われる試合運びでした。しかし、後半に入り、神戸大ランニングバック#1中井の76ヤード独走タッチダウンからゲームの流れ(モメンタム)が変わり始めました。第四Qで同点に追いついた神戸大学。しかし、残り時間が1分少しのところでギャンブルに失敗、京都産業大学に攻撃権が移り、これで引き分けで終わるかと誰もが思ったと思います。しかし京都産業大学の最初のプレイで投げたパスが決まった瞬間、神戸大学の魂を賭けたようなタックルでボールがこぼれ、神戸大がそれを抑えて攻撃が神戸に。残り1秒、神戸はフィールドゴールで試合の勝敗をかけます。#43三輪の蹴ったボールが、強い逆風に、ふらふらと、まるでスローモーションの映像を見ているような軌跡を描いて飛んでバーに当たって入った瞬間に神戸大学の1部残留が決まりました。

サッカーのJ1・J2入れ替え戦では、初戦の甲府−柏戦で、試合終了間際に会場の小瀬陸上競技場が停電。36分間試合が中断するという異常事態が起こりました。第二戦も、甲府のFWバレーが、なんと6得点という普通では考えられない記録を達成しました。
入れ替え戦には魔物が棲んでおり、それを味方につけたチームが勝利するのです。きっと魔物は執着心が好きなのだと思います。執着心の強いほうに引き寄せられていくのではないでしょうか。ひょっとしてビジネスにも、人生にも同じ魔物が棲んでいるのかもしれません。

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