起こるべきことが起こったということでしょうが、セブンイレブンとヤフージャパンが、ネットとコンビニの融合にむけた包括的提携に向かうそうです。コンビニもこのところ見るべきイノベーションがなく、そろそろ成熟に向かうのかと思っていた矢先なので、とっておきのカードを切ったかという風に感じました。
ニュースリリースを
見ると「Yahoo! JAPANの持つインターネット上の集客力・総合力とセブン−イレブン・ジャパンが展開する約11,000店舗のリアルネットワー
クを融合させながら、お客様満足度の高いサービスの実現を目指してまいります」と高らかにその目標が掲げられていました。相当本気なのでしょうか。以下の
6つの領域での実現の可能性の検討に入るということですが、実現すれば、このコンビは相当強力でしょう。
(1) インターネットオークションに関する物流と決済の拠点
(2) 共同インターネットサイトの構築・運営
(3) 地域情報関連サービス
(4) 会員獲得
(5) チケットの発券サービス
(6) 決済関連ビジネス
つ
くづく感じるのは、こういった異なる業態間のコラボレーションが求められる時代がやってきているのではないかということです。一社だけでは実現できないこ
とも、新しい組み合わせで、お互いの強みを活かしあっていけば今までにない可能性が生まれてくるという発想が広がってくれればいいですね。
Yahoo! JAPANとセブンイレブンが、いい先例になってくれればと思います。時代の閉塞感ということが、言われはじめてきていますが、視点を変えれば、まだまだやるべき課題というか、新しいビジネスの鉱脈は残されているのではないでしょうか。
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しかもセブンはミレニアムとも。
完全に機能すればメガ級の流通網の誕生ですね。
しかし、マーケティング的な視点から見ると付加価値を時期毎に付けてきた訳ですが、差別化のネタ尽きて来た事も事実。
この次の展開がとても楽しみです。
単に一人勝ち?
いや、それだけでは面白くないですよね。