「大西」でググってみて下さい。この検索結果がそれなりに面白いのです。一位に燦然と輝いているのが「大西科学」です。「大西科学」ってご存じないですか。面白いところですので「大西科学における最近の研究内容」とか「大西科学取り扱い製品紹介」をぜひお読みください。
時間がないという方のために、ほんの一部をご紹介しますと、たとえば最新の研究「少年よ体脂肪抱け」によると、体脂肪計は、「それしかないのだから電気抵抗でどうにかするしかなかったという事情はよくわかるものの、いいかげんだし、お調子者のキカイであるという印象はぬぐえない」のだそうで、次なる新市場として、「インターネット対応、生活習慣計および性格計つき体重計」というアイデアが披露されており、「来るべきアイピーブイシックスでユビキタスな時代、体脂肪計がユーザーを叱りつけてその場で足踏み千回を命じ、あるいは自分にぴったり合った結婚相手を探してくれる、そんな未来がやってこようとしているのかもしれない」という大胆な予測が展開されています。
公式ホームページによると、大西科学は、明治三九年に創始者大西観月によって設立された上東条天文観測所を母体とし、兵庫県の山あいの町である加東郡川北町にあるそうです。いやいや今さら紹介しなくとも、「大西」という平凡な名前の検索でトップになるぐらいですから、みなさんはすでにご存じかも知れませんね。
つづいて第二位は、「パソコンの大西ジム」ですが、第三位に、なんと「大西宏のマーケティング・エッセンス」が来ています。第四位は、大西結花 Official Site。第五位は、大西ユカリと新世界★オフィシャルサイトです。こんな中高年のサイトが若い女性のかたがたのサイトよりも上に来ていて良いのかと戸惑いながらも、よくぞやったと自らを褒めたい気持ちにもになりましたが、「大西科学」をグルると「鉄血くだらな帝國 」さんの「くだら日記」2000年2月19日を見て大いに恥じ入りました。略してもオリジナリティが得られないと駄目だというのです。
ちなみに、この日付だと「大西宏のマーケティング・エッセンス」誕生前およそ1ヶ月と10日ですが、以下引用させていただきます。
大西科学さんとこでは「どこまで略してもオリジナリティが得られるか」という略字論争がはじまっておりますが、私としては、たとえば「大西科学」と「大西ユカリと新世界」「大西巨人」が「大西」で競合したといっても、「大西」ならこれ、というトップが「大西」を名乗るべきだと思うのです。ネットでいえば、ググってみて検索トップの「大西科学」が「大西」をめでたく獲得し、「大西ユカリと新世界」は「大西ユ」「大西巨人」は「大西巨」であるべきなのです。

少々順位が違ったところで、「大西科学」以外は、その他の雑多なものでしかなく、略してもオリジナリティを保つという基準から眺めてみると、たかが三位に来ているぐらいでは「大西」を目乗る資格もなく志が低いということです。
なにか、マーケケティングでいうならアイデンティティもコア・コンピタンスも失ってしまったような気分となり、略してもオリジナリティが保てる材料はないのかと、「大西宏」でググるとなんとかトップでした。しかしそれでは略したことになりません。ならばと「マーケティング・エッセンス」でやってみると、おお、なんと今日の時点では栄光のトップにあり、これには感激。まさにオリジナリティなり、アイデンティティを保っており、ネットの世界では「マーケティング・エッセンス」というと、「大西宏のマーケティング・エッセンス」だと胸を張ってよいのではないかということです。これで「マーケティング・エッセンス」という本でも書くと決定打になりそうですが、むむむ・・・このオリジナリティというかアイデンティティを保つためには、一冊本を書くべきなのでしょうか。どこかの出版社の人、ご覧でしたら声をかけて下さい。冗談から駒という話もありますからね。それに人に言われないと動かない「ぐうたら」なのでよろしくお願いします。

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