エイベックス側の、著作権を主張するマークをつけないこと、また図形商標出願を取り下げるというのが『敗北宣言』であると書いたことに、たくさんのコメントをいただきました。
確かに、騒がせたことへの謝罪ではなく、ネットの共有文化の私物化をはかったことに対する謝罪と、商品の発売の中止を行うことが本来エイベックスがとるべき態度であることはいうまでもありません。中途半端な対策で怒りをさらに深めているようですね。

こうなったら全面戦争でしょうか。エイベックス側はわかっているのかどうか知りませんが、全面戦争するときわめて不利になるのはあきらかにエイベックス側です。
もともとあの「のまネコ」のキャラクターに著作権が発生するとはとても思えず、さらにその主張も放棄したこと、また商標も「のまネコ」というネーミングだけでは、いくらでも海賊版が出せること、まあ対抗策としては不正競争防止法ぐらいかもしれませんが、その原型が、ネットで広く知られ、自由につかわれているたものであることを考えると、エイベックスはほとんどすべての法的対抗手段を失った、いわば裸の状態じゃないでしょうか。

第三者から見ると、タカラ、今回のエイベックスでネットの共有資産に手をつける代償は大きいということがはっきりしたように感じています。まあ、それもみなさんの愛情のなせるわざだと思います。しかしエイベックスはあの人事抗争をやった経営者ですから、そういったことを考えるともっと「追い詰めないといけない」というみなさんの感触のほうが正しいかもしれません。

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追記
「もなこ」さんからコメントでいただいた参照サイトを追加しておきます。この記事によればエイベックスの担当者は最初から確信犯だったいうことですが酷いですね。ちょっと企業人としての資質が問われるのではないでしょうか。エイベックスさんが、今後ともコンテンツ・ビジネスを続けたかったら、真摯に問題を捉え、行動で信頼回復をめざされるべきでしょうね。対応を見る限り、問題を小さく見過ぎているように感じてしまいます。