TX大阪への戻りのついでに、秋葉原に寄って、ヨドバシとつくばエクスプレスを見に行ってきました。まあ、230万人を引き寄せた話題のヨドバシは見ておいたほうがなにかと話しがでたときに、行ったjことがありませんとは言いづらい職業なので当然として、つくばエクスプレスを見に行ったのは、ユニバーサル・デザインを考慮した事例として雑誌やインターネットで紹介されていたからです。
見通しの良い通路や、音声付きの案内版など、さまざまな配慮がしてありますが、確かに駅も列車も気持ちよくデザインされており、まだ新しいこともあって、ヨドバシとのセットで見学がてらにこられたのか、あるいは利用しやすいからなのか、お年寄りや身体が不自由で車いすに乗った方の姿が他の路線よりは目立っていました。バギーに子供をのせたお母さん達も不自由なく利用されていたようです。ついでにエクスプレスに乗って秋葉原と浅草を往復。
ヨーロッパは、日本よりも高齢化が先に進んだこともあって、こういった動きは日本よりもはやくスタートしています。日本で、ユニバーサル・デザインに対する意識が高まってきたのは、この5〜6年ぐらいじゃないかと思いますが、日本も、すこしづつ成熟していくといいですね。ただ、誰もが使える、使いやすいというレベルでなく、五感を刺激して楽しませてくれる高度なユニバーサル・デザインがどんどん生まれてくることを期待したいものです。案外日本が得意とする領域になりそうな気がします。そうすると世界にユニバーサル・デザインを輸出するということもありそうですね。日本中が六本木ヒルズみたいな軽薄で、不便なデザインのバブルビルで埋め尽くされるよりはずっといいですね。
人に優しいということでは、「こころに優しい」環境づくりも必要になってきているように思います。今日、クライアントの方とお昼をご一緒しながら、そんな話しになりました。企業のなかで「こころの病」になる人が増えてきているのを感じられるそうです。実際増加してきているというデータを見た記憶があります。まじめな性格の人ほどそうなる危険性があるそうで、あんたは絶対大丈夫と言わえると、いやいやこれで案外デリケートなのだと言い訳けしたりしてましたが、こころの問題はちょっと職場のなかだけ、通常のマネジメントの範囲だけでは対処しきれない問題なので、会社としてケアするしくみが必要になってくるのでしょう。ちょっとコーチングとも領域が違うような気がします。ちょっと、そっちのメンタル・ヘルスの取り組みのほうはまだまだですね。
最近、知り合いの方が鬱病になられて、ちょっと元気がありません。これまでも何人か知人の方で「こころの病」に苦しんだ人がいらっしゃいました。きっと組織のユニバーサル・デザインというべきものが必要なのかも知れません。

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