選挙で『刺客』がどうのこうの騒がしいですが、ご存知でしたか、このところ、Windows2000の脆弱性を狙ったワームの新たな変種がつぎつぎと放たれ、こちらのほうも騒然となっています。
ケーブルニュース局CNNやABCテレビネットワーク、New York Timesなどのものを含む全米のコンピュータが、このワームの影響を受けたようですが、幸い被害は今のところあまり拡大をしていないということです。
ワームもウィルスの一種ですが、メールなどに添付されてくるものと違って、自己増殖しながら、ネットを通して直接進入してきます。
ワームといえばCodeRedが思い出されますが、あれは2001年の今頃でした。世界中のサーバーがつぎつぎにやられていきました。ほんとうに悪夢でした。すさまじい数の被害がでました。
今回の被害があまり広がっていないというのも、そういった教訓から以前に増して慎重に対策が講じられるようになってきたからでしょうか。
ところで今回のワーム騒動は、ワームという刺客を送り込んでいるのが複数のグループでありハッカーグループ間の抗争事件ではないかという見方があるらしいのです。
CNETの『「ワーム戦争勃発」は本当か--専門家の間で分かれる見解』に詳しく書かれていますが、乗っ取ってリモートで操れるようになった大量のPCでボットネット』というネットワークが組まれるのですが、そのボットネットの縄張り争いが起こったという見解です。
かつては、自己満足でウィルスやワームをばら撒いていた時代と違い、乗っ取ったボットネットのPCにスパイウェアをインストールして個人情報を盗んだり、またスパムメール送信用として有料で貸して稼ぐという組織的犯行となってきているそうで、「スパム送信用“ボットネット”のレンタル料は1時間で300ドル」という相場もあるというのです。
単に汚染させた数を競い合っているだけだという説もあるようですが、いずれにしても、自己防衛するしかありません。汚染されると、自分のPCが不具合になるというだけでなく、他の人にも迷惑をかけるので、エチケットとしても、最低限ウィルス対策ソフトをインストールしておき、ウィルス定義を最新のものに保っておくようににしておきたいですね。
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