若いスタッフが、最近写真を撮ったことがないというので、それは、仕事ばかりしていて、ちょっと生活がプアになっているのじゃないか、時間は自分でつくってどんどん生活を楽しむようにしないとマーケットに対する感度が悪くなるよとアドバイスしたのですが、面白いことに、写真を撮るショット数と生活のエンジョイ度というか充実度とはどうやら相関しているようです。
子育て期のように、子供の成長という楽しみがあると写真を撮る枚数は増えます。子供は写真のモデルとしては最高ですからね。、また生活に余裕が生まれ、旅行にでかける機会が増えるとまた写真が増えます。最近はペットと生活を楽しむという人も増え、ペットの写真も増えてきたようです。最近写真を撮っていないという人は、生活が単調になっていないかちょっと振り返ってみたほうがいいかもしれません。

ショットが増えれば『いい写真』も増える

若い頃、カタログとか、ポスターの写真撮影の立ち合いをよくさせられました。別に写真の構図がどうのこうのとかは、デザイナーの人とカメラマンが決めていきますが、商品が正しく撮影されるかどうか、商品の組み合わせが間違っていないかといったことだけをチェックするためです。
撮影の後も、でき上がって来た写真をデザイナーの人と一緒に選ぶのですが、相手の人はプロとして活躍されている人たちなので、一緒に選ぶといってもこちらは、よほど意見を求められない限り、選ばれた写真に写った商品に問題がないかをチェックするだけでした。
そんな時に、これがプロの仕事なんだと感心したのは、撮影する写真のショット数の多さでした。素人で写真を撮るというと、慎重に構図を決めて、はいパチリという感覚でしたから、パシャパシャと多くの枚数を撮るのに驚かされました。
できあがった写真を選ぶときになって、ああやはりたくさん撮っておかない駄目なんだということがよくわかりました。モデルさんのように動く被写体の時はなおさらです。ポーズと、顔や手の表情と商品すべてがいい感じという写真はそうそうありません。プロのカメラマンの腕でもそうです。
パシャパシャとたくさんシャッターを切るというのがいい写真を撮る近道かも知れません。
もちろん写真を撮る技術、写真の知識というのもあるでしょうが、誰でもたくさん写真を撮っていると、知らず知らずのうちに写真を撮るセンスも磨かれてくるようです。デジタル・カメラが普及して、気軽にシャッターを切るようになり、ますますこの傾向が顕著になってきているようです。ブログの世界は、そんな面白い写真、いい写真がたくさんありますね。
視点を変えると、ブログは写真の新しい楽しみ方を広げてきているように思えます。日本にもflickrのような、ブログと相性のいい本格的な写真のソーシャルネットワークサービスが出てくれば、もっと豊かな画像の世界が広がってくるのではないでしょうか。きっと登場してくれると思うので楽しみにしています。

写真といえば、営業支援ASP-ActionCockpit開発者の日常の笠原さんが紹介していたS.L.R.C.fc2さんのブログは素敵です。特に季節的には、山里の昆虫図鑑淀川花火遠景 は素晴らしいのでここでも紹介させて頂きます。

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