サッカーも、野球も最下位を突っ走る楽天ですが、プロ野球参入効果抜群で、ビジネスは順風満帆、絶好調で、対前年50%以上の伸びがないのは事業じゃないと三木谷さんが息まいて、20%程度しか売り上げが伸びていない旅の窓口は、手数料を一方的にあげると発表。ちょっと調子に乗り過ぎじゃないかとホテルや旅館と揉めていたり、USENと提携して音楽配信をはじめると発表した矢先に、個人情報流出という致命的な事故が起こってしまいました。魔が差したのでしょうか。
毎日新聞記事は、ちょっと煽りじゃないかという印象も受けますが、事実だとすると怖いことです。
流出した個人情報を所持していた男性は「楽天関連会社の元社員から購入を持ちかけられ、1件3000円で購入した。流出したのは足立区の業者のだけではないはずで、10万件では済まないと思う」などと証言している。

「カラー…ブラック&レッド」。インターネット上の仮想商店街「楽天市場」から流出した顧客データには、注文した下着の色やサイズまで記入されていた。クレジットカード番号を含む20項目以上のデータが入った情報を購入した関係者の一人はデータを示しながら「流出データは10万件以上のはずだ」と語った。別の関係者は「詐欺目的で購入した」と証言。クレジットカード番号を含む大量の顧客情報流出は、底知れぬ被害拡大を招きかねない。

楽天広報によれば流出が確認されたのは284件だそうですが、広報をしっかりしないと致命的になりかねません。
まあ、雑居でしかない市場なので、なにが起こるかわからないというのが普通の感覚だと思います。楽天は、テナントから手数料を取っても、店の顧客データの管理を最後までめんどうみるわけではないので、以前から大丈夫なのかと心配していましたが、やはりそうなのかという事故でした。
まあ、市場であるかぎり、楽天というブランドを信用するのは間違いで、出店している個々の店が信用できるかどうかを判断しないと危ないしくみだという教訓ですが、被害が広がらないことを祈るばかりです。

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