今朝、ヨロンさんの『ビジネスピープル共和国』のブログを開けると、大事なのはこれだ!というタイトルがあり、こんな英語とメッセージが目に飛び込んできました。


Good English is not important.
Good Communication is important

以前私が勤務していた外資系企業で、アメリカ人の同僚が、こう書いた貼紙をデスクの前のパーテーションに貼っていました。
これを見た瞬間、私はものすごく感動しました!

むむむ。語学能力よりはコミュニケーション能力ということですね。

そのコミュニケーションがなかなか難しい

「パリーグはどうなるの?」という質問に、いくつもの答えが考えられます
,っとダイエーが優勝だね
△靴まれたシナリオで、1リーグ化はもう決まっているよ
上位3チームがプレイオフで優勝を決めるんだよ
けだから、今日は、ドームでやる日ハム・ロッテ戦だけだよ
そのときの前後の状況や文脈によって、答えは変わってきます。
同じ質問にこう答えたらどうなるのでしょう。
「今日はサッカーだよ」

日本のコミュニケーション文化は、「察しの美学」「阿吽(あうん)の呼吸」を得意としています。前後の会話の流れ、置かれた状況、また文脈を読みながら、言葉のキャッチボールをしています。だから、推論しながら会話するということを当たり前のようにやっています。
「パリーグはどうなるの?」という問いかけに「今日はサッカーだよ」という答えが返ってきても、きっと多くの人はシチュエーションを推論し、答えの意図を読みとるのでしょうね。

外人でも阿吽(あうん)の呼吸で通じてしまうことがある。その逆もある。

こんな経験があります。同じマーケティングの世界で仕事をしていると、相手がヨーロッパの人でも、アメリカの人でも話は早い。読んでいる本、学んできたこと、また考え方が近いので、少々たどたどしく、間違った英語でやっても、「あんたが、言いたいことはこうかい」って推論してくれます。阿吽(あうん)の呼吸で進めていっても脱線しません。
それで、「学校で勉強した英語もたいしたもんだ」「結構英語で通じる」と錯覚するとエライ目にあいます。夜にパーティに招待されテーブルについた後が大変。奥様同士で、話が弾んで、楽しそうなのですが、いったい何の会話が進んでいるのかチンプンカンプン。断片的に聞き取れても、話の内容が、全くわからない。「鳥が派手にさえずっているなあ」としか思えません。
日本のなかでも、いくら言っても伝わらないことがあります。同じような経験や体験をしていないと、日本語は通じても意味もイメージも伝わりません。
例えば、官僚の人に『現場』といっても、想像できるのは、会議室であったり、書類が積まれた机でしょうから、『現場』といってもイメージする世界が違います。まして『お客さま』といわれても、店に行ったときにそう呼ばれるから、きっと自分のことだと思うでしょうね。


「短く切ったライフル」「懸賞稼ぎ」と聞いて、タイトルが思いつきますか?

僕ら団塊の世代は、アメリカのテレビ映画で育っています。ヨーロッパの人たちも同じだそうです。だから、国籍がちがっても、スティーブ・マックィーンの「拳銃無宿」だってすぐにわかります。「ルート66」「ライフルマン」「ララミー牧場」「ローハイド」挙げるときりがないですね。
でも世代が違うと、日本でつくられたテレビ映画で育っているのでなかなか通じません。育ったテレビ番組で、世代間ギャップが生まれてきました。エイトマンで沸く世代、ゴレンジャーで盛り上がる世代は違います。リボンの騎士だという人もいれば、キャンディキャンディだという人もいます。人種の差よりも、世代による差のほうが大きいということだってあります。


稲も米もご飯も、なんでもライスで片づける国がある。

日本は、お米の文化が脈脈と流れています。だから、いろいろな言葉を持っています。稲、米、ご飯というように状態で語れます。英語だったら、みんな「ライス」です。玄米、白米といった精米具合や、山田錦(なんでこれが最初にくるんだ)、こしひかりといった米の種類などでも言葉があります。
以前、面白い話を聞きました。年中雪のなかで生活しているエスキモーの人たちには、「雪」という言葉がないそうです。どんな風に降る雪か、どんなふうに積もっている雪かで、すべて言葉が違うそうです。
この話は、コンピュータやインターネットの文化になじんだ人たちとそうでない人たちで、そういった分野で持っている言葉の種類も数も違うので、言葉によるコミュニケーション・ギャップが生まれてくることがありますね。ご当人は、当たり前と思って使っている言葉も、聞いている人たちにはわからないと思って話すぐらいがちょうどいいですね。アメリカ人が、なんでもライスというように、ポータルもブログも企業サイトもみんなホームページなんです。

今日はとりとめもない事を書きましたが、日本の社会も多様化が進んでくると、「わかってるだろ」「常識だろ」というスタイルの会話ではすまなくなってきたように感じます。
そういえば、巨人のオーナー渡辺さんは、スポーツ音痴で有名だそうで、スポーツを知らない人にとっては、ファンや選手の言葉はなかなか通じないでしょうね。




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