ブログがはじまってまだ日が浅いですが、ブログ人口はどんどん増加していっているように思います。ブログをやっている人、つまり「ブロッガー」が増えてきているだけでなく、ブログに訪問したり、コメントを残していく方も含めると、「ブロッガー」の何十倍、何百倍のブログ人口になるのかもしれません。
ところで、このブログと近い世界はなになんだろうと考えている内に、写真かなと思い始めました。写真の市場も、デジタル・カメラやカメラ付き携帯電話などの登場で活気づき、成長が著しい市場です。
まず共通しているのは、コンテンツを誰もがつくることができるということです。音楽のコンテンツをつくるとなると誰にでも簡単につくれるというものではありませんが、ブログをつくることはそう難しいものではありませんし、写真はもっと簡単に誰でも撮ることができます。

私自身は、どちらかというと良く写真を撮るほうだと思います。車のトランクには一眼レフのカメラと交換レンズをいつも入っていますし、デジタル・カメラも出かける時はいつも持ち歩いています。つい最近、持っているデジタルカメラの電池が持たなくなり、新しいデジタルカメラを買いました。
写真を撮りながら、たまにふっと感じるのは、なぜ自分は写真を撮っているのだろうかという疑問です。子供が小さいときは、アルバムを残してあげないといけないという強迫観念もありましたが、それだけではないですね。
子供が成長すると一時は写真から離れるのですが、年令が増してくると再び撮り始めるという人が私の周りにもたくさんいらっしゃいます。
思い出を残したいからだとか、見てきた風景を誰かに見せたいからとか、あげて喜ばれるからとか、年賀状に使うからとかいろいろな動機があるでしょうが、私たちは、一枚一枚の写真から自分自身の足跡を確かめ、そこにあった出来事を記憶の中からまるで物語のように再現したりして写真を楽しんでいます。
それは、自分史を綴ろうとしたり、自分史を読み返しながら、自分を探しているのかもしれません。そんな気がしてなりません。
blogも、そこに展開されているコンテンツはさまざまですが、掲示板やチャットと違って、それぞれの「ブロッガー」の人たちの背景とか、個性とか、その人の物語のようなものを感じます。それが写真の世界と重なって感じるのです。
それによってコミュニケーションが拡がり、またそのコミュニケーションを通して、自分自身を確認するということでも、ブログと写真は近い世界ではないかと感じ始めています。
男の人は、デジタルカメラで写真を撮って、パソコンに保存して終わりという人も多いのですが、女性は写真のやりとりが多いですね。アルバムを友達と一緒に見ながら、あのときはどうだったとか、こうだったとか楽しそうな会話が弾んでいる光景をよく見かけます。
まだまだ考えが整理できていませんが、旅行にも自分探しという側面を感じます。いつも違う土地や風景、人との出会いと空気のなかで、いつもと違う自分を見つけだそうとしていませんか?
いずれにしても、ブログにしても、写真にしても、旅行にしても、「自分を探す」ということでは共通した要素を持っているように感じます。でもなぜ人は自分を探し続けるのでしょうか。
マズローのいう「自己実現」のためなのかもしれませんが、それでバッサリ片付けるのは面白くないですね。
ブログも、写真も、旅行も、そのどれもが伸びてきている市場だということでも共通しています。新しい消費の姿を象徴しているかのようです。

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