マーケティングは、「売れる仕組み」づくりといえます。しかし、昨今は、売れているから、儲かっているとは限りません。
マスコミは、デジタル家電が好調だから業績が良いというような記事を平気で書いていますが、決してそういうわけにはいきません。
今日のデジタル商品は、ライフサイクルが極端に短くなっています。新製品を出して1年もしないうちに、もう旬を過ぎた製品として値崩れが起こってくる、とんでもない世界です。
デジタル家電の販売が好調というと、逆に黄信号と考えるぐらいが丁度だと思います。
デジタル家電に限らず、多くの分野で、売れても、利益率が長期的に低下してきています。
だから「売れた」からよいというだけでなく、どのように儲かるようにするのかという発想が必要になってきました。
「売れる仕組み」づくりをマーケティングとすると「儲かる仕組み」をビジネス・モデルといいます。高利益型の企業や事業は、いいビジネスモデルを築いてきたといえます。機会を見て、もうすこしビジネスモデルについて書いてみましょう。