IWC(国際捕鯨委員会)の年次総会が今年は韓国のウルサンで開催され昨日終了しました。日本の南極海での調査捕鯨拡大計画に対し、撤回を求める決議が21日に採択され、商業捕鯨再開への道はまだまだ遠いということですが、日本のインターネッによるトPRサイトがずいぶん充実していることには驚きました。
なんと、IWCウルサンの「オンデマンドビデオとPHOTOレポート」があったり、「現地レポート・ブログ」があり、会議の状況が詳しく伝わってきます。
なんと、IWCウルサンの「オンデマンドビデオとPHOTOレポート」があったり、「現地レポート・ブログ」があり、会議の状況が詳しく伝わってきます。
このブログで昨年書いた「税金の無駄遣い - 国際捕鯨委員会への参加」というような批判的な声も多いようで、四国新聞記事によると
「中前明水産庁次長は23日、記者会見し、一部で取りざたされている脱退論を『IWCはクジラを利用するための機関で、出て行くなら反捕鯨国。日本の支持国は過半数に近く、ここにいる意味はある』と否定した。」ということだそうです。
「中前明水産庁次長は23日、記者会見し、一部で取りざたされている脱退論を『IWCはクジラを利用するための機関で、出て行くなら反捕鯨国。日本の支持国は過半数に近く、ここにいる意味はある』と否定した。」ということだそうです。
森下政府代表のブリーフィング資料(PDF)にもそのことが書かれており、あくまで原則を貫いていくという政府の姿勢が表明されています。またかなりいい方向にIWCが向かいつつあるというというレポートもあり、情報開示がいかに大切かを感じます。
ところで「鯨ポータル・サイト」は、よくできてはいると思うのですが、ただ、どこが運営しているのか明確でないのが気持ち悪いところです。著作権は「鯨ポータル・サイト編集室」となっているのですが、プレスリリースをクリックすると日本捕鯨協会のページになったり、ニュースリリースの発信元が、水産庁と(財)日本鯨類研究所となっています。そんなところはやはりお役人かなと感じますね。
最近は、鯨も高級食材となり、若い人たちになじみがなくなってきていることもあって、捕鯨問題に感心がなくなったり、安易に捕鯨なんかする必要がないという情けない意見もあったりしますが、捕鯨は日本の伝統的な文化であり、また鯨は日本の食文化なのでということを忘れないで欲しいものです。また食の安全にもかかわる問題ともいえると思います。安全でおいしい鯨がもっと安価に楽しめるようになって欲しいですね。
鯨が嫌ならその人が食べなければいいだけの問題で、なんの科学的な根拠も持たず、ただ感情的なだけの動物保護団体や、政治意図をもった反捕鯨国の主張に同調するというのはどうでしょうね。
鯨が嫌ならその人が食べなければいいだけの問題で、なんの科学的な根拠も持たず、ただ感情的なだけの動物保護団体や、政治意図をもった反捕鯨国の主張に同調するというのはどうでしょうね。
この時期に函館市のハンバーガーチェーンラッキーピエロがはじめた「クジラバーガー」が日本ではなく海外で話題になっていることがブログで紹介されていますが(ワールドニュースクリップ、中国 no 目)、鯨を食べない国にとっては捕鯨問題は理解できないということなんでしょう。
なお日本案は否決されましたが、方針通り、従来のミンククジラに加えて、シロナガスクジラも調査捕鯨の対象とするなど調査捕鯨の拡大を進めるということだそうです。(朝日新聞)
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