若貴問題は、放送局にとっては美味しいネタだったでしょうが、角界のイメージはがた落ちで,あれだけ相撲人気をつくった若貴兄弟が、一転して角界の疫病神になるとは皮肉なものです。マスコミも、貴乃花の暴走にはどめをかけることができず、脊髄で反応して花田家騒動を追いかけました。

 

相撲道は究めたかもしれないですが、マスコミの餌食となっていることもわからないで喋っている様子は痛ましくてとても見る気になりませんが、そういうのが好きな人が多いからテレビも取り上げるのでしょうね。
相撲道も結構ですが、親方としては弟子をどんどん減らし、かつて50人クラスの大きな部屋も体重同様小さくなってしまいました。貴が主張するように、たとえお兄ちゃんがどんな酷い人であったとしても、相続はどう転んでも法律の範囲内で行われるわけで、その諍いを公共のマスコミで訴えたところで意味がありません。

それにしても突然起こった事態に相撲協会も打つ手を失ったとみたけれど、なんとか手を打たないと本当に人気は急降下しますよ。朝青龍の懸賞の取り方に注文をつけ、また仙台で大学相撲部の監督になった相撲が好きなこの人なんかの一言が効くかも知れないし、茶坊主に囲まれた醜い老人とまで公然と批判されても意に介しないこの人も横綱審議会のメンバーであり、この事態を収拾すれば見直される絶好のチャンスじゃないですか。


まあ、若貴は現役力士の皆さまの足を引っ張る事件が起こってしまいましたが、それを吹っ飛ばすエキサイティングな相撲をお願いしたいものです。特に協会には、もっと相撲を面白くするための改革をしっかり考え、実行しなければますます人気低落に歯止めがきかない事態が目前に迫ってきているという自覚を持って欲しいものです。

 

※今日の報道2000の日韓両国の国会議員による討論会は意義があったように思います。お互い国内だけで内向きにいろいろやればやるほど距離は広がるばかりで利益につながりません。竹村さんも黒岩さんも視聴率を気にしていましたが、反韓感情を煽ったほうが視聴率はあがるかもしれませんよ。