e3c2f4cd.JPG700万画素、高額3倍ズーム、Xe(キセノン)ランプによるストロボ機能。こうなるとカメラ付き携帯電話なのか、携帯電話付きカメラなのか、そういった分け方が無意味なのか。そんな時代になってきたのでしょうか。ハノーバーで開催された民生機器の展示会「CeBIT2005」にSamsungが出展した携帯電話の話です。(日経Thech-On記事参照)外観も、大胆ですね。

さらに、携帯型音楽プレーヤとして使うことを想定した3Gバイトのハード・ディスク装置搭載した機種も姿を見せたそうです。こちらのほうは、「メモリースティックDuo」を採用するSony Ericssonの「ケイタイ ウォークマン」の対抗といいます。またニューオリンズで開かれたCTIAでは、LGとSamsungが高速データ通信HSDPA対応の携帯電話が姿を見せ、2005年末には実際に売り出される予定だそうです。ずいぶん韓国勢の元気さが目立ちます。
携帯電話の世界シェアでは、第一位はスエーデンのノキアですが、2002年第1四半期に独シーメンス社を抜いてサムスンが3位となり、現在は、米国のモトローラと韓国のサムスンが二位を競り合う状況まで追いあげてきています。携帯電話に関しては日本はいまひとつ元気がありません。

ところでついで話になりますが、首位を走っているノキアですが、面白い会社です。もともとは紙パルプからスタートしたのですが、1980年代に電子機器に参入して、トイレットペーパーからテレビまでやるという多角化を進めます。そのために事業が分散し、倒産寸前にまで追い込まれてしまいます。
1990年代にほとんどの事業から撤退し、移動体通信の端末と基地局に事業を集中して、携帯電話のリーダーとなるまで急成長した会社です。、まるで「事業の選択と集中」の教科書のような会社といえそうです。



なぜノキアは携帯電話で世界一になり得たか―携帯電話でIT革命を起こす

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