関西電力系の通信会社ケイ・オプティコムが、通信速度が毎秒1ギガの家庭向けインターネット接続サービスを4月から神戸で始めるという記事が今朝の日経にありました。
記事を見て、モデムがガービービーガーと音を立ててアクセスポイントを呼び出し、「あっ! インターネットにつながった !」と感動した時のことを思い出してしまいました。ウィンドウズ3.1の時代でしたから、まだ10数年しか経ていません。
それからモデムの速度が速くなり、アナログ回線からISDNに変わりました。そしてADSLに切り替えてまもなく、オフィスも自宅も100Mの光ファイバーになりました。そして、はや1ギガの光ファイバーの時代がやってきます。インフラが、こんなに短期間で世代交代したことは歴史上かつてなかったと思います。
記事を見て、モデムがガービービーガーと音を立ててアクセスポイントを呼び出し、「あっ! インターネットにつながった !」と感動した時のことを思い出してしまいました。ウィンドウズ3.1の時代でしたから、まだ10数年しか経ていません。
それからモデムの速度が速くなり、アナログ回線からISDNに変わりました。そしてADSLに切り替えてまもなく、オフィスも自宅も100Mの光ファイバーになりました。そして、はや1ギガの光ファイバーの時代がやってきます。インフラが、こんなに短期間で世代交代したことは歴史上かつてなかったと思います。
通信速度がどんどんはやくなると、それによって、さまざまな社会変化が起こり、またさまざまな製品やソフト、またメディアも進化する可能性がぐんと広がってくる思いますが、一気に進まないところが面白いですね。いくら性能が上がったとしても、利用目的や利用方法が大きく変わらないと価値のある進化とはなりません。
パソコンがそうですね。性能が上がれば上がるほどコモディティ化してきました。最近コモディティという言葉がまた亡霊のようにネットにあらわれるようになってきました。2005年のキーワードだそうですが、なにをいまさらと思ってしまいます。
コモディティというのは、どこの会社の製品であれ、品質も価値もさほど違いがなくなってしまい、安いか、たまたま手に取ったのがそれだったという実用品の世界です。マーケティングは、このコモディティ化との闘いの歴史といっても過言ではありません。
たとえば、ティッシュ・ペーパーはコモディティの典型的な商品でしたが、そのブランド化に成功したのがエリエールでした。CD-Rはどれでもいいけれど、ティシュペーパーは選ぶという人が多いですね。
浴用石けんもコモディティの世界の商品ですが、そして、洗顔石けんになったり、シャンプーやリンスになり、またボディソープと様変わりしてきました。
最近感じるのは、技術主導型で伸びてきたハイテク市場に、大きな壁が立ちはだかり始めたということです。それは文化の壁です。いくらスペックや性能が向上しても、生活が変わるぞという期待、また変わったという感動や実感がないと、製品そのものの価値はあがらずコモディティ化してくるということです。
マーケティングの教科書に多くに、レビットが言った「レブロンは夢を売る」ということが取り上げられていますが、やはりワクワクする夢や感動、また共感を生み出せないとコモディティになってしまうのです。
パソコン性能はどんどん向上してきましたが、利用がインターネットとワープロやエクセル、年賀状の作成程度では、スペックや性能が少々アップしても値打ちは変わりません。しかも、革新がないので、性能や品質はどんどん差がなくなってきます。もはやパソコンでワクワクする人は少ないですね。携帯電話や、デジカメにも同じような壁が立ちはだかり始めてきたのではないでしょうか。
生活が変わるという点では、まだブログのほうがすごいですね。実際毎日のように書いていると生活のリズムも、さらに情報を得る方法もすっかり変わってしまいました。インターネットは検索する世界でしたが、ブログは、いぜんに書いたKNOW BLOGの世界です。さまざまな語り部がリンクでつながりあい、ゆるかやなコミュニティがあり、さらにいくつもの違うコミュニティが生まれてきています。まるで星座のようです。この星座の特徴を知ることで、情報だけでなくさまざまな視点に触れることが出来ます。では、そのブログが高度なソフトかというと決してそうではありません。サーバー能力が求められるだけです。
革新を起こすには、技術の進化がともなわないといけないことはいうまでもないことですが、技術という視点からだけでは、夢も感動も共感もつくる、生活を変えるというゴールは見えてきません。
このコモディティ化ということでは、R30さん経由で知ったcatfrogさんの「美人のコモディティ化」を面白く読ませて頂きましたが、世の中の実態としては、どの世代でも男性の未婚率のほうが高く、むしろ男性でスペックや品質の劣化が起こってきているんじゃないかとふっと思ってしまいました。冗談ですよ。もちろん。
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よろしくお願い致します。(^_^.)
パソコンがそうですね。性能が上がれば上がるほどコモディティ化してきました。最近コモディティという言葉がまた亡霊のようにネットにあらわれるようになってきました。2005年のキーワードだそうですが、なにをいまさらと思ってしまいます。
コモディティというのは、どこの会社の製品であれ、品質も価値もさほど違いがなくなってしまい、安いか、たまたま手に取ったのがそれだったという実用品の世界です。マーケティングは、このコモディティ化との闘いの歴史といっても過言ではありません。
たとえば、ティッシュ・ペーパーはコモディティの典型的な商品でしたが、そのブランド化に成功したのがエリエールでした。CD-Rはどれでもいいけれど、ティシュペーパーは選ぶという人が多いですね。
浴用石けんもコモディティの世界の商品ですが、そして、洗顔石けんになったり、シャンプーやリンスになり、またボディソープと様変わりしてきました。
最近感じるのは、技術主導型で伸びてきたハイテク市場に、大きな壁が立ちはだかり始めたということです。それは文化の壁です。いくらスペックや性能が向上しても、生活が変わるぞという期待、また変わったという感動や実感がないと、製品そのものの価値はあがらずコモディティ化してくるということです。
マーケティングの教科書に多くに、レビットが言った「レブロンは夢を売る」ということが取り上げられていますが、やはりワクワクする夢や感動、また共感を生み出せないとコモディティになってしまうのです。
パソコン性能はどんどん向上してきましたが、利用がインターネットとワープロやエクセル、年賀状の作成程度では、スペックや性能が少々アップしても値打ちは変わりません。しかも、革新がないので、性能や品質はどんどん差がなくなってきます。もはやパソコンでワクワクする人は少ないですね。携帯電話や、デジカメにも同じような壁が立ちはだかり始めてきたのではないでしょうか。
生活が変わるという点では、まだブログのほうがすごいですね。実際毎日のように書いていると生活のリズムも、さらに情報を得る方法もすっかり変わってしまいました。インターネットは検索する世界でしたが、ブログは、いぜんに書いたKNOW BLOGの世界です。さまざまな語り部がリンクでつながりあい、ゆるかやなコミュニティがあり、さらにいくつもの違うコミュニティが生まれてきています。まるで星座のようです。この星座の特徴を知ることで、情報だけでなくさまざまな視点に触れることが出来ます。では、そのブログが高度なソフトかというと決してそうではありません。サーバー能力が求められるだけです。
革新を起こすには、技術の進化がともなわないといけないことはいうまでもないことですが、技術という視点からだけでは、夢も感動も共感もつくる、生活を変えるというゴールは見えてきません。
このコモディティ化ということでは、R30さん経由で知ったcatfrogさんの「美人のコモディティ化」を面白く読ませて頂きましたが、世の中の実態としては、どの世代でも男性の未婚率のほうが高く、むしろ男性でスペックや品質の劣化が起こってきているんじゃないかとふっと思ってしまいました。冗談ですよ。もちろん。
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おっしゃる通り、なにを今さらですよね。>コモディティ化
わくわくする夢や感動、共感・・・いつもこればかり考えて広告つくってるので、ウンウンという感じです。
私は+思想や哲学というのもこれから大事になってくると思っています。大西さまはどうでしょうか?