そろそろ年賀状に取りかかる時節になってきました。その年賀状ですが、デジカメや年賀状作成ソフトが普及するにつれ、いろいろ表情豊かで個性的な年賀状が増えてきたように感じます。年賀状を考えたり、作成するのも一苦労ですが、今年はどんな年賀状を考えていらっしゃいますか。
さて、年賀状のひと工夫ですが、面白い話を聞いたことがあります。アパレルのワールドを一代で築いた畑崎会長は、年賀状をお出しにならなかったそうです。年賀状ではなく、年末のご挨拶のハガキを送られていたと聞いています。
たくさん年賀状を受け取る方は、目を通されても、関係の深い方のものしかお読みになりません。まして、会社に来る年賀状は、すべてには目を通してもらえるとは限りません。しかし、年末には、お正月ほどは、はがきはきませんし、喪中のお知らせが来ることもあって確実に目を通していただけます。やはり成功した方は、こんなところでもひと工夫をされていたのですね。

ひと工夫ということで印象に残っているのは、封書の年賀状が来て開けてみると、紙に包んだ稲が一粒はいっていたとか、お守りの札が入っていたというものがあります。暖かみを感じるおしゃれな工夫です。なかには切り込みがはいっていて、立体に組み立てることができるというものもありますが、そうなってくると作品という感じですね。
年賀状で感じるのは、企画というのでしょうか、どんな年賀状にするかというアイデアに重点を置く方と、一枚一枚の作成に手間をかけることに重点を置く方がいらっしゃいます。最悪はいずれにも欲張りすぎて、結局は出せなかったということなので、楽しいと感じることに重点を置いた方がいいように思います。
あまりに力むと受け取った方も「しんどい」ですね。決意や目標を書くのもいいのですが、なかには、それはあんたの勝手、正月ぐらいリラックスさせてよといいたくなるものもあります。決意や目標も受け取る方の共感をいただけるものを、さらっと書くように気をつけた方がいいように思います。

内容であれ、作成方法であれ、やはり人のぬくもりを感じる年賀状が好きです。なかなか普段はお会いできなくとも、その人の顔やその人にまつわる思い出が浮かんできて、またお目にかかることが楽しみになってきます。とくに定年退職された方からの年賀状を見ていると、結構、趣味を極めたり、NPOなどでのびのび活躍されていることが分かり、こちらも勇気づけられます。

最近は、デジカメで撮った画像を画像ソフトで加工して写真店に持ち込み作成しています。フルカラーなので結構綺麗な年賀状になります。それに年賀切手を貼ってお出しするのもいいですね。以前は、一枚一枚に丸いシールを日の出のように貼っていたこともありました。なにか一枚一枚に魂をいれているような気分になって面白いものです。
個人用は家族に起こった近況をお知らせするものにしています。もう定番企画となっており、お目にかかったときに、それが話題になることもあります。仕事用はできるだけ明るい題材、明るいメッセージを書くようにしています。そうそう、営業のかたから、会社の年賀状ではなく、ご自身で作成された年賀状をいただくことがありますが印象に残りますね。
みなさまは年賀状で、どんな「ひと工夫」をされていますか。

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