大西 宏のマーケティング・エッセンス

アイデアはなぜ実行されないのか

新しい事業の種や、新しい発想の商品またサービスが、なかなか自社から生まれてこないと嘆く人たちがいらっしゃいます。それは、きっと、新しいアイデアを考えたり、仕事の中でアイデアのヒントを探すという問題意識が薄いからだと考えます。しかし、多くの場合は、社内に革新的なアイデアを育てるしくみやノウハウがないことのほうが原因です。
こう考えるといいと思います。組織には、革新的なアイデアを実行しない、いくつものメカニズムが働いているということです。現場は、目標を持っており、それを確実に達成しようとします。不確実なことを排除して、できるだけ効果が見込める方法を採用しようとします。そうやっていくうちに、いつの間にか、新しい発想のアイデアを検討することすらしなくなっていきます。現場は保守化しやすいのです。
また、キャリアを積んだ人たちからすると、新しいアイデアはいかにも稚拙に感じます。だから、親切心で、いろいろアドバイスをしようとします。「失敗への道は、『善意』で舗装されている」という格言のように、さまざまなアドバイスを受けているうちに、未完成な点ばかりがクローズアップされ、新しい発想のアイデア実行されることなく消えていきます続きを読む

ノウブログの時代

c7ce3d87.JPG問題の解き方、課題の解決の仕方としての『ノウハウ』が大切なことはいうまでもありません。しかし、これだけ情報が広がり、また専門化し、高度化してくると、すべてひとりで情報を集めたり、またテーマを研究していると、いくら時間があっても足りません。
続きを読む

プロ野球騒動で学ぶマーケティング

このところ、プロ野球は、近鉄バファローズとオリックスの合併問題や1リーグ制への動きをめぐって揺れ動いています。今、ホットな話題である、このプロ野球騒動を題材にして、マーケティングの考え方をご紹介していきたいと思います。
まず、多くの人たちが憤りに感じているのは、一部のオーナーの人たちの発言や考え方が、ファンを忘れている、ファンを無視していると感じているからだと思います。プロ野球にとって、球場に来てくれ、TVで応援してくれるファンは、マーケティングでいう『顧客』です。
そこでお二人に登場していただきましょう。まずはドラッカー大先生です。ドラッカーは、企業(プロ野球)の目的は、「顧客(ファン)を創造することだ」ということを30年も前に言っています。もうお一人はコトラー大先生です。「新しいボスは、顧客(ファン)である」「企業(オーナー)はそのことに気がつく必要がある」「顧客(ファン)を考えていないとしたら、なにも考えていないのと同じなのだ」とおっしゃっています。
続きを読む

スポーツ・マネジメント

スポーツを語るときに、忘れてはいけないのが子供たちの存在です。スポーツは、子供たちの身体を鍛えるというだけでなく、『夢』にであい、仲間たちやコーチととふれあい、『目標』にむけた『努力』を学びます。子供達の『夢』は、全国大会で活躍する選手、全日本の選手、さらにプロスポーツの選手を目の当たりにし、触れ合うことによって広がっていきます。
さらにスポーツは、コミュニティの絆を深めます。仕事とは異なった人のネットワークが広がります。スポーツを応援する人たちが、酒を酌み交わして熱く語りあい、さらにファンとしてスポーツを支えていきます。これは、どの国に行っても同じです。

しかし、残念なことに、日本は、こういったスポーツ文化に関してはまだまだ未成熟です。地域に根ざさず、企業スポーツに頼りすぎたこともあり、このスポーツ文化が不況の影響をもろに受け、じわじわと細ってきているという悲しい現実があります。
そういった影響は、地域スポーツにも、学生スポーツにも間接的に影響がでてきています。アマチュア・スポーツの世界にすこしでもかかわっていれば、誰もが肌にしみて感じていることだと思います。
続きを読む

愚直のススメ

参議院選挙は、民主党が躍進し、自民党に厳しい結果となりました。もちろん年金問題やイラク問題に対する批判が大きかったことは否定できないと思いますが、小泉総理と民主党の岡田党首のパーソナリティの違いによる影響も大きかったと思います。
威勢のいいキャッチフレーズとパーフォーマンスを得意とする小泉総理と、正直で愚直を絵に描いたような岡田党首は好対照でした。「人生もいろいろ。社員もいろいろ」という発言もそうでしたが、国会答弁や党首討論でも、質問にまともに答えず、問題をすりかえて対応する小泉総理への反感や失望があったと思います続きを読む

銀閣寺近辺

cd058cc1.jpg京都の祇園祭は、7月1日から1ヶ月にわたって各種の神事・行事がくり広げられますが、 いよいよ来週には、もっとも賑わう「宵山」です。また8月のお盆には、「大文字・五山送り火」があり、各地から多くの方が京都を訪れます。
その京都のお勧めスポットのひとつは、やはり銀閣寺近辺です。銀閣寺橋から、疎水の支流沿いの「哲学の道」を散策するコースになります。「京都・哲学の道案内」というブログを見つけました。写真で紹介されているので詳しくはそちらへどうぞ。
ここでは、ちょっと寄ってみたいお店を紹介します。
続きを読む

『4トラ』って、賞味期限切れかな?

僕たち団塊の世代は人数が多いから、いろいろ社会に与える影響は大きい。もうすぐ団塊の世代が『停年退職』を迎えるので、そのことによって、社会、また経済にどのような影響がでてくるのかは、多くの人たちの関心のあるところだと思います。
昨日、木村剛さんのブログ『週刊!木村剛』で『4トラ』という怪しげな言葉を見つけました。団塊の世代が今後の消費動向に、どのような影響を与えるかというテーマで、今回が第二弾目でした。
木村さんは、「今後の消費を支える中核層として捉えるべきは、これまで消費の傾向を主導するとみられてきた若年女性ではなく、アクティブシニアなのかもしれない」と、健康で活発な「アクティブシニア」層の消費動向に注目しておいたほうがいいとおっしゃっています。その通りだと思います。
しかし、この世代は、一筋縄ではいきませんよということをご忠告申し上げておきます。僕も団塊の世代ですが、現在の消費を引き上げているアクティブシニアの方々とは違うねじれがでてくる可能性が高いと思っています。
そして、「トラベル」、「ドライブ」、「ドラマ」、「トライ」の最初の二文字をとったという『4トラ』というのは、僕たち団塊の世代の先輩である現在のアクティブシニアの消費傾向そのもので、将来を語るキャッチフレーズとしては、もう賞味期限切れですね。続きを読む
モバイルにも強い
SFA営業支援システム
タイムラインも
営業ナビゲーターも標準搭載
スマートフォンでさらに
活用が広がります
actioncockpit
クラウドだから安心、便利、リーズナブル。
新世代SFA営業支援システム
アクションコックピット



そもそも
SFAとはなにかを知りたい方はこちら
SFAとは?
PR


記事検索
過去のエッセイ
大西 宏のプロフィール
マーケティングの実践の畑を歩んできました。生活用品・インテリア・化粧品・デジカメ・産業財など多くのジャンルに関わってきましたが、CI、人事システム、情報システム開発などのプロジェクトも体験しており本職がなにかを疑われそうです。
バブル以降、マーケティングは冬の時代であったと思いますが、昨今は、マーケティングを見直す機運が高まってきており嬉しい限りです。

■コア・コンセプト研究所代表取締役
■ビジネスラボ代表取締役

メールmail
講演・セミナー
講演・セミナーの講師ご依頼は
こちらまで
XML
  • ライブドアブログ