大西 宏のマーケティング・エッセンス

リサイクル・ベンチャーの元気印-PETボトルはどこに?

いつも訪問させて頂いているブログ「私犬でございます.net」で、「アサヒ ペットボトル入りビールの発売を白紙に」 という記事を見ました。PETボトルのビールというのは、瓶に比べて軽量で破損もしないという物流のメリットはあるのかもしれませんが、イメージとしてはピンときません。この記事を見ていて、ペットボトルのリサイクルで成功したベンチャー企業、ウツミリサイクルシステムズ株式会社をご紹介しようと思いました。
この会社は、生協やスーパーなどからPETボトルを回収し、それを原材料に戻して、卵パックや野菜パックをつくっています。それらの製品が、再び生協やスーパーに戻るという循環のサイクルをつくったのです。文字通りリサイクルですね。
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ブロッガーって知ってる?

大阪の地下鉄に乗ったとたんに、こんな言葉が目に飛び込んできました。どきっとして、思わずあたりを見回してしまいました。なにか悪口が書いてあるのかもしれない。もうすっかりブログが生活の一部になり、きっとブロッガーといわれる人種になりつつあることは間違いないので、一瞬、自分自身のことが書かれているような錯覚に落ちたのです。(ちょっと自意識過剰です)さりげなく眺めているふりをして、じっくり読んでみると、なんと、関西人には、なじみの深い「梅花女子大学・梅花女子短期大学」の広告のポスターでした。この大学は、チア・りーディングのチームもかなり有名なのでそちらのほうでご存じの方も多いかと思います。
しかも、コピーもなかなか気がきいています。さっそく、帰宅してホームページをみました。ブログがありました。生の声で「梅花」と「梅花ピープル」を感じてもらうという、とても素敵なマーケティングです。
まずは、広告をご紹介しましょう。


ブロガーって知ってる?


すでに一部ではたいそう評判。けれど大部分が「???」のインターネットのコミュニケーションスタイル「ブログ」(weblog)。簡単に言うと、だれか特定の人が「コラム」や「思い」をweb上に綴り、それを見ているみんなが「あーだーこーだ」参加してやれる仕組み。Web日記となにが違うの?・・・そんな難しいことは聞いちゃイヤ。ともかくその発端となる「思いを語る人」こそが「ブロガー」なのであります。私たち梅花女子大学は、このたび無謀にも在学生、教授などにブロガーを依頼。HP上で校閲なしに放出する所存であります。高校生のみなさんにジャンジャン来ていただいて、私たちの大学のナマの姿を知り、フツウは聞きにくい大学生活への質問なども投げかけてもらえたらこれ幸い。おまけにこれを機に今後ブレイク間違いなしの「ブログ」なるものを、いち早く体験して頂くのも悪くないかな、なんていい人ぶったことも考えているのでありました。

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巨人軍は不滅でも、読売新聞は自滅?

週刊文春の新聞広告です。ひとつは読売新聞に掲載されたもの。もうひとつは毎日新聞に掲載されたものです。違いにお気づきですか。「ナベツネ帝国の逆襲」の文字も、ナベツネの写真も、巨人軍球団社長という文字も、「9.14極秘会議で決まった新規球団参入宣言」の見出しも消されています。
読売新聞毎日新聞

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暗いスポーツの将来。せめて親は自分で子育ての工夫しよう。

今朝の『とくダネ』で、スポーツ家庭教師の特集がありました。運動会シーズンになると、さばききれないぐらい依頼が増えるという報道でした。指導をうけた子供たちの成果は著しいそうです。私自身、子供たちにコーチとしてスポーツを教えてきた経験があるので納得できます。その中で、かつては子供たちは、70%以上が週三回以上スポーツをしていたのが、今や50%を切ってしまっているというデータが紹介されていました。普段スポーツをする子供が激減してきているのです。アテネオリンピックで日本選手の活躍で日本中が沸きました。すくなくとも今の20代の現役選手が子供の頃はこんな状態ではありませんでした。少子化と子供がスポーツをする比率の低下のダブルパンチで、日本のスポーツの将来に黄信号がともりはじめているのです。続きを読む

民営化の議論はうんざりだ

第二次小泉内閣は、「郵政民営化内閣」だそうです。ところでなぜ郵政を民営化するのかをおわかりになる方はどれぐらいいらっしゃるのでしょうか。まわりに聞いてもみなさん「わからない」という人がほとんどです。それが当然だと思います。なぜ民営化しないといけないかというよりは、どのように民営化するのかと言う話ばかりだからです。そもそも民営化というのは手段であって目的ではありません。民営化基本方針というのがありますが、これは、民間の普通の会社なら「君ねえ、どうするかばかり書いているけれど、肝心の目的はいったい何なんだ。出直してきたまえ!」といって突き返されますね。また、反対を叫ぶ人たちもみっともない。利権と票田を守ろうとしている姿しか見えてきません。「本来は、こうすべきだ」というのではなく「変えたら駄目だ」ですから話になりません。利権を持たない市民からすればしらけます。続きを読む

「一番乗り」か、「規模と実績」かの悩ましい選択

仙台を最初に指名し、一番乗りしたライブドアと、じゃんけんでいえば、後出しポンで仙台を出した楽天とで、もう一つの球団枠をどちらにするのかにプロ野球の当面の焦点が移っています。さあ、どちらに決まるのでしょうか。最初多くのマスコミは、当然企業規模で楽天だという見方を報道したところが多いのですが、問題はそう簡単ではありません。ファンが流れを大きく変えただけに、ファンの気持ちを無視した決定はできません。確かなアンケート調査結果は見あたりませんが、どうやら仙台の市民の圧倒的多数はライブドアびいきのようです。また、ネットの掲示板をのぞいてみると、ついこの前までは読売だった非難の矛先は楽天に向かいはじめているようです。どうも楽天の三木谷さんは、イメージ戦略に失敗したように思えます。目がファンではなく、プロ野球球団のオーナーや財界に向いているという印象をつくってしまいました。オープンな堀江さんと違い、水面下の話が多すぎるというのも、反発を強める原因になっているのかもしれません。続きを読む

懲りない人たち 国土交通省と道路公団

プロ野球の問題は、とりわけ経営側のひどさはわかりやすかったですね。でもそれ以上にひどいことを平気でやる懲りない人たちがいます。それは国土交通省と道路公団です。
このところ国土交通省と道路公団関連で3つのニュースがありました。ひとつは、道路公団などが所管する2つの財団法人がおこなった談合に公正取引委員会から1億3千万円の追徴金の納付命令がでたというもの。二つめは、道路公団が、社宅で身内への厚遇をやっていたことが明らかになったこと。もうひとつは、夜間などに一部でETCの高速料金を値下げするというもの。それだけを読むと、なかなか道路公団もやるじゃないかと思った人もいらっしゃると思います。しかし、この値下げも最初は、国土交通省が税金を投入してやろうとしていたのです。
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