大西 宏のマーケティング・エッセンス

ヤッシーがバスガイド - 小泉首相も見習ったら

新聞には取り上げられていないようですが、はとバスと田中康夫長野県知事の共同企画で、1泊2日の「田中康夫と行く! 『南信州』秋の大収穫祭の旅」が、11日(月)、12日(火)に実施されました。田中知事が、東京からバスに乗り込み、自らガイドして長野県を熱心にPRする姿がTVで紹介されていました。このツアーは発表後すぐに満席になるという人気ぶりだったそうです。こういったパフォーマンスはどんどんやるべきですね。
対照的なのは小泉首相です。沖縄で米軍機が落ちても休養中ということで動かず、さらに自分の趣味で野球だ、ブラジルだと動き、またミス・インターナショナルの美女に囲まれ喜ぶ姿は本当に情けない限りです。企業も政治も同じですが、やはりトップ自らが動くというのは大切です。
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夢や希望のない改革はつまらない

日本の政治家には『夢』や『希望』を語ることができる人、『夢』や『希望』を感じさせてくれる人がどれだけいるのでしょうか。日本が、こういう社会を実現するんだというビジョンや想いがあってこそ、夢や希望も生まれてきます。しかも、ビジョンや想いがあってこそ政策に優先順位が生まれてくるはずです。
小泉さんの郵政民営化が、もうひとつ国民の関心を得らられないのも、ただ説明不足というだけでなく、そんなところにあるように感じます。
はっきりしているのは、郵貯・簡保のお金や、そこに働く人びとを「官から民」へ移すというのは手段の問題です。で、その先は?いくら、ネットワーク窓口会社がさまざまなサービスができるようになるといっても、あまり魅力のある話は見えてきません。退屈な学者の議論になってしまっているのです。続きを読む

年金問題 - 社会保険庁は金を返せ

このところ、週刊文春が元気です。先週号で、読売がライブドア潰しを楽天に哀願したという記事を発表し、読売新聞が週刊文春の広告を、まるで戦時体制ながらに、都合の悪いところを黒塗りしたことはこのブログでも紹介しました。
またまた今週号は、ナベツネの経営責任を問うという特集で、読売が高橋由伸選手獲得のために父親の借金11億円を肩代わりしたこと、ナベツネが人気回復を狙って無理矢理、長島監督とのツーショットを撮ったことを取り上げています。読売対週刊文春の全面対決になってきました。

それよりは、社会保険庁全職員は一人3700万円を返還しろというジャーナリスト岩瀬達也さんの記事に目がとまりました。まったく、その通りです。社会保険庁のトップをすげ替えるだけでお茶を濁すというのでは誰も納得しません。掛け金から無駄につかった金、不正に使った金を返せといいたくなります。
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『郵政民営化』の巧みな戦略

『郵政民営化実現』が、ひとつの新製品であり、新ブランドだと考えてみましょう。そうすると、これまで単一であった『自民党ブランド』が、『郵政民営化実現』というブランドと『郵政民営化反対』のブランドにわかれ、自民党内でしのぎを削る争いになりました。
これによって自民党が割れ、自民党の凋落が促進されるのかというとそうではありません。自民党が延命する戦略になってきそうです。郵政民営化問題が、連日のようにマスコミに報道され、国民の目は自民党内の対立に釘付けになります。競争している『民主党』は、下手をすると争点がつくれず、おいてきぼりを食らうのです。実際、もうそうなりつつあります。続きを読む

大阪も少しは元気がでるかな?西梅田が変わる

東京は、再開発ラッシュが続いてきました。バブルの時代を上回っているそうです。それに比べて、他の地方都市は、どんどん取り残されてきていますが、大阪もやっと昨日、玄関口の梅田にヒルトンプラザウエストがオープンしました。ルイ・ヴィトン、サルヴァトーレフェラガモ…といったブランドショップが全国一の規模で一挙に集積しています。また来月には、ヒルトンプラザウェストと直結するハービスエントが誕生し、西梅田エリアが「洗練された大人の街」へと大きく変身していきます。ハービスエントには劇団四季の劇場も誕生します。
これまで西梅田エリアは、顧客満足度の高さを誇るザ・リッツカールトン大阪のあるハービスが、ちょっと離れて立地していたために、孤立したようになっていましたが、この開発で、ヒルトンプラザからハービスエント、さらにハービスという一連の流れが生まれ、関西でもっともホットなエリアになってきそうです。
ところで、このエリアの青写真を描き、ハービス、さらにハービスエントの開発を進めてきたのは、なんと阪神タイガースの親会社の阪神電鉄です。リッツカールトンやブランドショップ、さらに劇団四季・・・それと阪神タイガース、イメージギャップがあって面白いですね。よく阪神電鉄を知っている関西人のほうが意外に感じるかもしれません。続きを読む

楽天が失速。ダメージは予想以上か?

このグラフは、楽天とライブドアの半年間のトラフィック(アクセス)を比較したものです。さて、どんなことをお感じになりますか。


トラフィック量でのライバルの実力比較は、橋本大也さんの応用情報技術研究所Blog「Passion For The Future」の「Webサイトの人気度を十番対決」(10月4日)で見つけました。Alexaを使って、楽天とライブドアをはじめ、10分野のライバル各社のサイトのアクセス量の比較がなされています。
ちなみに、Alexaは、amazonが経営する会社で、どれだけアクセスがあったかのトラフィック量を集計・推測し、全世界レベルのサイトランキングを提供するサイトです。
Alexaは知っていましたが、目の付け所がさすがです。それをヒントに、さっそく Alexaを使って楽天とライブドアを比較するとその結果に驚かされました。上のグラフは、赤が「楽天」、青が「ライブドア」ですが、9月(Sep)以降、ライブドアも頭打ちですが、楽天のアクセス数が急激に落ち込んでいるのです。続きを読む

形を語って、魂を語らない教育制度改革

教育制度の改革については、なかなかすっきりしません。議論するのはいいのですが、現場では、学校が荒れる一方で、どんどん子供達の学力が低下しつづけてきています。
義務教育の6・3制について、地域の自由度を認めるかどうかという議論がなされているようですが、なにか本質とずれているように感じてなりません。問題の本質は、子供達を取り巻く環境が大きく変わってしまったにもかかわらず、受け皿の中味、教育の仕方が変わってこなかったことにあるではないでしょうか。改革も大人の思惑、思いこみがちらつき、肝心の教育現場からの視点、「子供」という「お客さま」がよりよい教育サービスを受ける権利という視点が見えてきません。
三位一体の改革も、自治省OBの知事対文部科学省の省庁の争いみたいになってしまいました。子供達はおきざりです。ファンを忘れたプロ野球と同じですね。
そう感じていたさなか、学校でどんなことが起こっているか、また教育でどんな問題あるのかについてわかりやすく取り上げているブログを見つけました。フジテレビの政治部で「報道2001」ディレクター、鈴木款さんの「政策の窓を開けよう 〜教育の現場から」です。


お笑いニッポンの教育続きを読む
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